月まで三キロ(新潮文庫)

21件の記録
- ちぃ@shi_09152025年10月5日読み終わった表紙とタイトルに惹かれて買った。 月とか星とか、天文にまつわるお話かなー?と思っていたら理系っぽいテーマのフィクション短編集でびっくりしていたら、作者の方が完全なる理系畑の方だった…とはいえ、ゴチゴチ文系の私でもスッと読める物語だった。 印象的だったのは「エイリアンの食堂」。 まさしくめちゃ理系で、正直意味わからん専門用語もあって、それでもなんか、ちゃんと読めた。内容とか、プレアさんの伝えたいことがちゃんと入ってくるから不思議。 詳しいことはよくわかんないけど、でもなんか、ほっとした。なんか、ロマンがたくさんあるなーって思った。 こうやって感想綴るのが久しぶりすぎて全然上手く言葉にならないなぁ。。。 読書の秋、今月はたくさん読みたい!
- .@azzurro2025年9月1日読み終わった伊与原さんの本は「オオルリ流星群」についで2冊目。 直感で買ったので読んでみて知ったけど短編集だった。 著者の作品に出てくる科学者のような大人に出会える子供時代だと人生が変わるだろうなと思う。 「アンモナイトの探し方」と「天王寺ハイエイタス」が個人的には好き。「エイリアンの食堂」は後半の水素の話のところがロマンに溢れてて最高。
- oto@sakana__books2025年5月3日読み終わった『藍を継ぐ海』を読んで気になっていた作品。 人の生きにくさや痛みを地球や宇宙の話と絡めながら描く、人間ドラマであり、ミステリーのようでもあり、もはや唯一無二なジャンルの短編集。 天文や火山、天候などの専門的な言葉も出てくるけど、こじつけ感も押し付け感もなく、すんなりと溶け込み物語のアクセントになっているのが不思議。 地球や宇宙という大きな存在に夜のような静けさと神秘を感じ、読むと心が凪いでいくような優しさを感じた。 「エイリアンの食堂」と「山を砕く」が特に好きでした。
- 風呂ピクミン@kabe_oniku2025年3月16日読み終わったべしょべしょに泣いてしまった。くだらないプライドや見栄なんて皆持っているのに、その中に生活がままならなくなる人がいるのはなんでだろうと思った。表題作がいちばん好きです
- 灯翠@gade_zephyr2025年2月25日読み終わった科学の知が詰まっていて、だけどその知識が少しも押し付けがましくない。読みやすくて、あたたかくて、素敵な作品。お隣さんのあの人もこの小説に出てくる人みたいな人生をしてるのかもしれない。という温度感が心地良い。
- mimosa.@cozy_polepole2025年2月13日買った読み終わった心に残る一節感想読書日記「この先にね、月に一番近い場所があるんですよ」 内容紹介に惹かれて読んだ本。月、素粒子、雪……自然科学の知識を取り入れつつ、各話の登場人物の心情にたとえるという表現が、情景をイメージしやすくてスルスルと読み進められた。どのお話もかなりリアルな悩みや苦しみを抱えている人々がいて、気付いたら泣いてしまっていた…。温かくもあり、ちくりと痛くもなる素敵な作品が詰まった短編集。 表題作はもちろんだけど、個人的に「エイリアンの食堂」が一番好きな話だったなあ。
- ma@maaarbleee2025年1月10日読み終わった天文や地学の要素が入っているけど、短編で読みやすい。特に最初の「月まで三キロ」は、タクシー運転手の計らいに涙が出た。あと、「アンモナイトの探し方」も少年とおじいさんのやりとりが良かった! 伊与原先生はとても好きな作家さんです。