侵蝕列車
19件の記録
余地@gap-69112026年1月17日読み終わった旅は続いていくのだ、何処までも。 汽車という舞台が強烈に響いており、誰かが書いていたが、その意味でロバーツ(越智道雄訳)『パヴァーヌ』(ちくま文庫)を彷彿とさせる。 しかし『パヴァーヌ』が仮想世界とはいえそこに生きる人間とその生活という確固たる地に踏ん張って立っている人々を描いているのに対し、こちらはSFであり未来であり「変化」を描いている。それも興味深い描写で。良作。- かいぞく@kaizock01252025年11月18日読み終わった途中まで読んで、「変化」は添え物でただのヒューマンドラマが始まるのか?と思ったが全くそんなことは無かった。ラストも綺麗に締めてくれたし、とても満足出来ました。いや面白かった。
roiban@roiban2025年10月14日読み終わった良かった。「変化」と呼ばれる現象により奇怪な生物が跋扈する〈荒れ地〉と化したシベリア平原を北京からモスクワまで横断する「シベリア横断会社」の列車。1899年、「偽名の女」マリヤ、列車で生まれた「列車の子」ウェイウェイ、「博物学者」グレイなど、異なる境遇から乗り合わせた乗客・乗員の思惑が絡み合う。解説でも指摘されているが〈荒れ地〉の有り様は『全滅領域』を彷彿させる。怪現象のからくりがそれほど緻密に説明されるわけではないため、そこの物足りなさはある。作中度々架空の旅行ガイドブックが引用されたり、様々な車両を移り変わりながら車内の出来事が描かれるなど、ありえない列車旅の擬似体験を楽しんだ。















