娘について

娘について
娘について
キム・ヘジン
古川綾子
亜紀書房
2018年12月20日
13件の記録
  • Hoshiduru
    Hoshiduru
    @lilimoe
    2025年6月3日
    個人の感情を綴っているようで、見つめているのは社会というか、個人の無理解を語っているようで実は社会の無理解、理不尽、を語っているという印象。娘のことを思わないのでは無く、思っているからこそ、幸せでいてほしいと思っているからこそ。その感覚に基づく葛藤なら、かなり分かるかもしれない。母が私にかける、時々無理解だと思ってしまう言葉も、そういう葛藤なのかもしれない。
  • Hoshiduru
    Hoshiduru
    @lilimoe
    2025年6月1日
    韓国文学には、描かれる激しさに対して特有の淡々とした文体があると思っていて、それがかなり好みだよなあと思いつつ 内容は現時点で結構キッツイ 私自身、非正規雇用で諸々不安定ななめに、実家暮らしの母に依存している娘のため
  • Ken
    Ken
    @ken_book_lover
    2025年5月30日
    初の韓国文学、しかもクィア文学!レズビアンの娘を持つ初老女性が自らの内にある娘への愛情と差別感情とを行き来しながら、社会的な意味での「老い」と向き合う物語。「はいそれ差別です」では取りこぼされ続ける物語を読ませてくれたと思う。差別を差別と糾弾しつつ、この何かを取りこぼさずいたい。
  • ときしぐ
    ときしぐ
    @tokisig
    2025年5月28日
    【あらすじ】 アラサーの娘を持つ母が主人公の話。 介護施設で働く"私"の家に、娘とそのパートナー(女性)が引っ越してきた。 娘目線でも、主人公目線でも自分のことかと思うことがたくさんでてきた。 p72(娘)「どうして勉強の話になるの。ちゃんと聞いてくれたことなんてあった?他の人の話はちゃんと聞くくせに、私の話は死んでも聞かないじゃない」 p74(主人公)わたしは善い人だ。 生涯にわたってそうあろうと努力してきた。 善い娘。善い兄弟。善い妻。善い親。善い隣人。そしてずっと昔は善い先生。 (中略) 今も私は善い人でありたいのだろうか。でも今、どうしたら娘にとって善い人になれるのだろうか
  • ときしぐ
    ときしぐ
    @tokisig
    2025年5月28日
    【後半のあらすじ】 拒絶と否定、親という権利、親子であるという事実を振りかざしていた主人公の周りで変化が起きた。 主人公が介護していた患者は多額の寄付を施設にしていたにも関わらず他の認知症の患者と同じ扱いを受け、 あの子という存在が娘を狂わせていると信じたかったのに娘は同性愛者の権利のデモを何度も行いついにICUに運び込まれた。 認めたくない事実が次々と主人公の目の前で起こり、認めたくないながらも主人公は少しずつ許容を迫られるように、半ば諦めるように、受け入れていく。 物語を通して、母も娘も自分をみているようだった。 母親の立場に自分がなったとしたら、娘の認められない部分を認めるために主人公と同じくらいの年齢の時になってやっともがくだろうと思った。 娘の生き方は今の自分と重なった。今、自分自身の生き方で自立しようとしている。この姿はデモに参加する娘と同じではないかと思った。
  • 誰でも自分の中にいろんな自分がいるから葛藤して人生が苦しくなる。この本はほんとに買って読んでよかった✨最後は、主人公のお母さんの肩にそっと手を添えたくなった。
    娘について
  • 母親が向き合う娘に対しての心の葛藤や社会を気にする目がとても現実的。話の流れがよくて昨日30ページまで読んだ。日本語版も気になる☕️
    娘について
  • 木村久佳
    木村久佳
    @kuCCakimura
    2025年3月20日
  • こつぶ
    こつぶ
    @kotsubook
    2025年3月9日
  • 図書館で借りたいんだけどないんだよな。 買うか。
  • nekomurice
    nekomurice
    @nekomurice123
    2024年10月31日
  • しおくら
    しおくら
    @reads_sss
    1900年1月1日
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