NO.6〔ナンバーシックス〕#2
24件の記録
- ちぃ@shi_09152025年11月3日読み終わった理想郷「NO.6」を追われて「西ブロック」へと逃げ延びた紫苑。初めての外の世界で0か100か、生きるか死ぬかを迫られながら、NO.6では教えられることのなかった"人間らしさ"を知り、生きる術を学んでいく。 紫苑の純粋でまっすぐな言葉にはいつも温度がある。そばに寄り添って暖めてくれたり、感情の火を一瞬で灯してくれたり、時には触れたら火傷しそうなほど燃え上がるものがある。 NO.6では、感情も人を思いやることも心の通わせ方も学ばない。 知らないはずのことを、紫苑は自身の心のままに、純粋で素直に伝えることができる。 紫苑の言葉の熱に当てられたネズミの心境が変わり始めていることもわかる。どこまで抗っていられるか、2人の関係に変化は訪れるのかも注目したい。 ネズミの言葉にはいつもハッとさせられる。理性的で正論で、"間違いではない"。だけど、ちょっと寂しいとも思う。ネズミの考えの根幹に触れる部分はこれから見えてくるのだろうか。 1冊が200ページほどなうえに、テンポが良くてページを捲る手がサクサク進む!早く続きを手に入れなくては。
ぬー@himahima04012025年3月18日読み終わった西ブロックのあり方が少しずつわかってきて、そして最後に事件が起きる第二巻。 紫苑の天然ぶりに振り回されるネズミが微笑ましく感じるとともに、二元的に物事を捉え、すぐに判断することが癖になっているネズミの生き方に切なくなる。 恩だけでなく憧れや眩しさを感じる描写がすごいと思う。
























