異界の歩き方
28件の記録
- nishii_books@nishii_books2026年1月6日読み終わった読書会した本この本で読書会を2クールしてます (出版直後の1回目も、別メンバーとの2回目とも、1章ずつ進めていくスタイル) 医学書院さんのケアシリーズは、けっこうなヒット率(個人的嗜好です) そのうちの1つ 狐憑きという現象、中井久夫先生の佇まい(在り方)、ディープエコロジーという精神の生態学にまで段階的に拡げて心というものを探求していきます 著者たちの中井久夫先生への眼差しがムネアツで、この本きっかけに中井久夫先生の本にいくつか手を出してしまいました 自分という境界線はいったいなんなんだろう

リチ@richi2025年12月31日読み終わったべてるの家の向谷地さんの実践、レイン、中井久夫、デルタの理論などを丹念に辿り、最後ケアに辿り着くところは興味深かった。難しかったので時間がかかったが、丁寧に書かれていて良かった。 「異界」とはなにか。「異界」は忌むべきものではなく、また違った世界の見方(かつてあったような)であり、それを排除するのではなく、それを利用して新たな世界を作ることもできるのではと。 半分くらい理解できていないかもしれないが。。。
はぎやま@ww_llllL2025年12月19日読み終わったp253 (フーコーは)あるラジオ講座において「ヘテロトピア」という風変わりな概念について語った。 ヘテロトピアはユートピアと関連する概念で、ひとことでいえば「現実にある異界」である。ユートピアが現実には存在していない理想世界であるのに対し、ヘテロトピアは「現実のなかにあるユートピア」ということもできる。(...) 大人にとって屋根裏部屋は物置であり、ベッドは休息のための道具でしかないが、子どもたちはその意味の結びつきをたやすく飛び越え、まったく異なった意味の結びつきを発明する。(…) そこは、現実を支配する空間や時間とは異質な秩序をもった場所なのである。

ハム@unia2025年5月28日読み終わった中井久夫の思想は知らなかったけど、フェリックス・ガタリと当事者研究とそれぞれが絡み合う形で「ケア」の可能性を見据える良書。 「心」を取り戻すために「異界」に踏み出すことが、ガタリや中井久夫が言うように宇宙と自己を結びつけるうえで必要なこととしている。 それは存在と実体という言葉でも述べられていて、現代にかけては存在ばかりに目を向け実体を放棄しているために「異界」が失われていると。 統合失調症のような精神症状に対するアプローチとしてある「異界への旅」を考えることが環境問題にも通じているというのはかなり興味深く読めた。 当事者研究のようなアプローチは、一見すると精神的なケアにとどまっているようでいて、実は人間の「世界との関係性」の回復というもっと大きな射程をもっていることがよくわかった。 こうして見ていくと、当事者研究とは単なる「福祉」ではなく、ある種のミクロ政治であり、環世界の再設計であり、現代におけるケアとエコロジーの交差点そのものなのだと思う。 全体を通してかなり面白い視点ですごく新鮮に感じられて勉強になった。


























