須賀敦子の手紙 1975―1997年 友人への55通

7件の記録
- kasa@tool2025年8月5日読み終わった須賀さんの肉筆、その時代の切手、絵葉書などスキャンされてそのまま味わえる。 気のおけない友人おすまさんに書いたものだからこそ、心境や仕事もろもろ須賀さんの想いが伝わってくるし、政治や大学生に対しても辛辣な意見もあって面白い。 「地下鉄をおりたところの鏡にうつった私の顔はインテリ女みたいだったので心からぞっとして助けてくれというかんじでした。勉強してもインテリ女にならないように、ちょうど雪解けの水たまりをとびこえながら走って行くように、インテリという水たまりに落ちないようにーー生きたいのですが。」
- Marua@imasa_arumin2025年6月18日心の安寧を求めて、というわけではないが、最近手に取るのはこういう本。須賀敦子が年下の友人夫妻に宛てた手紙や葉書が、実物の写真と共にまとめられている。凛とした随筆の文章から思い描く須賀敦子とはまた違った、彼女の別の面が見えてくる。