それでも世界は回っている 1

25件の記録
- かおり@6kaorin52025年10月7日読み終わった読書日記図書館で借りた一日二話と決めていたのだけれど。 けれど、半分辺り、オリオたちの旅が始まる辺りから二話の縛りを自ら破り ラストまで一気に読んでしまった。 どこかにありそうだけれど ありえない世界。 大人の童話だ。 閉ざされた世界から もう少し違った世界を見ている感じ。 珍しく人がひとり死ぬところから始まり、刑事さんまで出てくるのに、不思議と静かな世界。 「六番目のブルー」を求めて旅する彼ら。 歌って食べて。色んな人とすれ違って。 「六番目のブルー」というインクを、私も見てみたくなるし、インクで文字を書いてみたくもなる。 シリーズ3まで。 続きはゆっくり追いかけよう。
- かおり@6kaorin52025年10月6日読んでる図書館で借りた1日2話と決めて読んでいる。 ほかの本の合間に、息抜きに。 読書の息抜きに読書、というのもおかしな話だけれど。 ハチミツをかけたバタートースト 私も大好き。
- もち@noro_302025年9月17日読み終わったインク三部作 の一作目。 それでも世界は回り続けるから 次々に終わりがきて、また始まる。 毎日繰り返してきたことが 急に消えてなくなることもある。 ハチミツをかけたバター・トースト、 体調が戻ったら つくるぞ🍞
- 碧@Hellebore_4962025年8月29日読み終わった久しぶりに開いた「でもさ、この、さみしさってヤツがなくなってしまうのは、はたして、いいことなのかね。だって、俺はさみしさを紛らすためにこうして店を開いてる。違うかな?何だって、そうだろう?この世界は、さみしいって気持ちをどうにかしたくて回っている。世界を回しているのは、さみしさなんだよ」
- ユメ@yumeticmode2025年6月14日読み終わった感想もう二度と手に入らなくなってしまったかもしれないインク〈六番目のブルー〉を探して、オリオは異国へと旅に出る。私は万年筆やインクが好きなので、「この世でいちばん深い海の底の青色」である〈六番目のブルー〉には心が躍り、そのインクを追い求めるオリオの奇妙な旅路を夢中になって読んだ。 作中で、登場人物たちはしばしば「それでも世界は回っている」という言葉を口にする。どんなに辛く悲しいことがあっても、それでも世界は回っている。その事実はある意味残酷でもあるかもしれないが、同時に生きてゆくために背中を押してくれるようにも思う。吉田篤弘さんの『小さな男*静かな声』という小説が大好きなのだが、その作中に出てくる〈そして、人生はつづいてゆく〉という一文をふと思い出した。それでも世界は回っている。そして、人生はつづいてゆく。篤弘さんの作品を象徴するような言葉だなと勝手に思う。 電球交換士のトビラや〈マリオ・コーヒー〉のマリオといった懐かしい人物も顔を出し、『電球交換士の憂鬱』や『台所のラジオ』を読み返したくなる。篤弘さんが紡ぐ物語の世界の繋がりを辿ってゆくのは、いつだって楽しい。
- サヤ@sayaemon2025年4月17日読み終わった魅力的な世界で、一風変わったキャラクターが、意味深な言葉を残して、ふわりと去る どこかに着地しそうでしない、吉田篤弘らしい作風をさくっと味わえる連作 小説というより、仕掛け絵本を眺めているような気持ちになった
- みつば@mitsuba328292025年4月8日読み終わったこの街の登場人物たちは、抽象的な言葉で話す人が多いと感じた、だから"この人はこういう言葉を使う人なんだ"と言葉の端々から登場人物たちの人柄が見えて楽しかった。"またあの人の言葉を聞きたい"から読み返したいという気持ちになりました。続きも楽しみ
- ロニー@Rocketman32025年3月28日読み終わった一冊で完結×3までのシリーズかと思ったら続くのか やわらかくふわふわとしてファンタスティックな語り口 そこに一千一秒物語のスパイスが少し でもところどころにはっとするような台詞が出てきたりする「美しいの一言で片付けてはいけない」とか