
紫
@Shi_
たまに読む。自分の記録用と記憶。ミステリや文豪作品辺りが好きです。
- 2025年6月1日占星術殺人事件 改訂完全版島田荘司読み終わった前情報なしで読み始めたので、約四十年前の事件に挑むという内容で驚いた。読者に解いてみろと言わんばかりの情報開示だったが占星術なんて露ほども知らない私はそういうマニアックな情報は覚えられず、ただ犯人とトリックが気になる一心で読み進めた。 癖の強い御手洗とそれに振り回される石岡の掛け合い、新たな情報、二人して京都に乗り込んだりと大昔の事件なのに臨場感溢れる展開で面白かった。
- 2025年5月29日人形館の殺人 <新装改訂版>綾辻行人読み終わった犯人やトリックの予想はしやすかった。それでも全部を見抜けたわけではないのでそういうことか!という驚きも随所にあった。 前作までとは気色が違い、シリーズ物の固定観念を覆すような内容だった。四作目でこれを持ってきたのは凄いと感じた。といっても"館"の妖しい魅力は健在で、惹き込まれるような語り手の繊細な心情描写もとても良かった。 ただ前作までのような内容を期待していた人からすれば物足りないかも。
- 2025年4月30日十角館の殺人 <新装改訂版>綾辻行人かつて読んだ読書記録にこの本がないのも変なので。 学生時代にこの本を読んで、鈍器で殴られたような衝撃を受けた。(ただ当時読んだのはハードカバーだったのでページを捲った瞬間に例の一文が来ていたかは覚えていない)綾辻作品はAnotherが初めてだったが、十角館はミステリにハマるきっかけになった本。 元々アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を読んでいたこともあって更に楽しめた。 見覚えのあるミステリ作家の名前、次第に繋がっていく島と本土のストーリー、クローズドサークルで一人、また1人と消えていく臨場感……。最初から最後までハラハラドキドキしっぱなしだった。
- 2025年4月29日迷路館の殺人<新装改訂版>綾辻行人読み終わった面白かった。 十角館と同じくクローズドサークルでの殺人劇だったけど十角館より疾走感があって読んでいて楽しかった。その分真相はあっさりとしていて物足りなさを感じた。でもそのまま終わらないのが綾辻作品の凄いところ。まんまと騙された。
- 2025年4月24日
- 2025年3月17日かがみの孤城辻村深月かつて読んだ友人と本の話になり、私が辻村先生の言葉の紡ぎ方が好きだと言ったら友人が学生時代にきのうの影踏みで課題文を書いた話をしてくれたので記録用に。 きのうの影踏みはかなり前に読了したけれど、今回はこの先生はすごい!と素直に感動した思い出深いこちらの本で。話も勿論面白かったが、言葉の紡ぎ方がなめらかなのが印象的だった。特に主人公の心情表現。辻村作品は心情表現がとにかくうまい。当時の私は不登校だったのでかなり感情移入をした。 以来読んでないのでまた読みたい。きのうの影踏みも読み返したい。
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