

ぼんじ徹平
@bonji_books
読書は得意ではないです。読んでると眠くなります。
でも価値観が揺さぶられる作品が好きです。
マイペースに読み進めます。
- 2026年2月12日
ミトンとふびん吉本ばなな読み終わった手軽に読める短編集です。でも登場人物たちは、身近な人の「死」によって途方もない喪失感を抱えて生きています。 そんな重荷を旅や人との出会い、過去を振り返る中で少しずつ下ろしていく話です。 短い物語の中で、旅先の食事や風景が自然に表現されていて、一つ一つの表現に心打たれて何度も読み返してしまいました。 健康に生活していると死は遠く感じます。 でも身近な人の死や自身の病で、実は身近なものだと思い知らされ、言いようの無い喪失感を抱えることになります。 心の回復は運次第かもしれません。 そんな時は後書きの言葉を胸に日々生きたいと思います。 『いつまでもここでだらだらゴロゴロしていたいですが、重い腰を上げ、過去に別れを告げ、ふりかえらず、でも楽しくのんびりと、はるか遠くに見える次の山に向かって歩んでみます。』 - 2026年1月1日
平和と愚かさ東浩紀読み始めた - 2026年1月1日
正欲朝井リョウ読み終わった多数派でいたいけど、少し特別は存在になりたい、という我儘な私の心に突き刺さる作品でした。 優しくて、お笑い風が出来る私は無害な人間だと認識していました。そんな自分を少し誇りにすら思っていました。 でも結局「正欲」の中で無害な人間を演じてるだけだと突きつけられた気がします。 正しさから一歩でもはみ出た人間の目には、私は軽薄な人間に写り、心に抱えるものを話す気になれないのかもしれません。 だから結局誰の特別にもなれない。そして私自身も人生を生き抜く為に、心から手を組みたいと思える人がいない。 - 2025年12月27日
暇と退屈の倫理学國分功一郎読み終わった知り合いに最近考えている事を話したらオススメされた本。 ワーカホリック的に働く事がカッコいいと思っていた自分を見つめ直すきっかけになりました。 社会の中で価値ある人間だと思う為に、自分の中で動機を作り出してきました。 病気がある事が分かっても、それすら動機に変えて働こうとしてきました。 結局、冒頭でニーチェが指摘したように、「自分を行動にかき立てる動機がない事が苦しい」と思っていたのにかもしれません。 際限のある浪費と、無限ループが続く消費。 SNSで作られた文脈の中で心を消費されないようにしたい。 どしても他人と関わらざるを得ない社会の中で心が満たす為に「物」に向き合いたい。 ハイデッガーの考えを通じた、筆者の指摘が心に刺さりました。 ・自分で自分に役割を与え続けないと行けないほど、軽薄な存在なのか。 ・充実と暇の間で自分と向き合う余裕がある。暇を感じつつ、充実感を味わう事が人生そのものであると受け入れる。
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