これまでずっと気になっていた樹木希林さん。映画「万引き家族」の役は衝撃的だった。ミュージシャンの内田裕也さんと結婚していたことで有名だが、彼女の人生こそかなりロックだと感じた。 あれだけ著名な方にも関わらず、飾らず自分の信念に基づいて人生と向き合い、限られたモノを使って暮らす彼女のスタイルと数々の言葉に、“女優 樹木希林”にしか出せない魅力の理由が溢れ出ていた。今後ももっと他の作品にも触れてみたい。

どんな私も受けとめてくれる優しい言葉と、ときどき出てくるクスッと笑える文章に、心を洗濯したような気持ちに。自分だけの小さな暮らしを愛する大原さんの生き方や考え方、とっても好きだなぁ。改めて私の生活を見つめ直したくなりました。

職場を離れる時に先輩からいただいた益田ミリさんのマンガ。私は益田ミリさんの大ファンなんです。 親しみやすいイラストに見に覚えのある感情が溢れてきた。理不尽な毎日 違和感のある誰かの言葉 些細なイライラと嫉妬。私たちは日々何かしらと戦っているけれど、でも大丈夫。きっと明日はうまくいくよ。

“良質な普通に勝るものはない”という言葉、すごくいいな。側から見たらなんでもない日々であったとしても、毎日を大切に生きようと思わせてくれる。

持病のため、週4日のパートで生計を立てながら月5万円の団地に住む麦巻さとこ。温かい住人たちや会社の仲間との交流に心が安らぐ。団地が舞台の作品はどれも魅力的。読了後は毎回カラダがポカポカするような気持ちになる。

ドラマのロケ地や大好きな俳優に魅せられ「そうだ、韓国へ行こう！」といきなり会社をやめて韓国で数ヶ月旅をした過去の自分を見ているようだった。あのワクワクに勝る瞬間はない。これは女の子たちへ、憧れを現実に変えるためにそっと背中を押してくれる物語。