赤いモレスキンの女

44件の記録
- amy@note_15812025年9月6日読み終わった感想Twitterでたまたまタイトルを見かけておもしろそうと思って読んでみた 落としたバッグの中身だけを見て恋に落ちるという展開は、率直なところちょっと気持ち悪いと思った。でも、この突拍子のなさが逆に物語全体の魅力を引き立てていて、現実ではあり得ないからこそ心が惹かれる。舞台はパリ、街の情景や人々の息づかいが軽やかな文章で描かれていて、それだけで日常から少し遠い世界へ連れ出してくれる。文章のひとつひとつが洗練されていて、おしゃれな雰囲気が漂い、読みながらワインの香りがふわっと広がるような感覚さえする。大人のためのおとぎ話のように甘く、時に切なく進んでいく展開に夢中になり、気づけば最後まで一気読み。読み終えたあと、赤いモレスキンを探しに街を歩きたくなるような、不思議な余韻の残る一冊だった。
- u m i@u__mi732025年7月14日気になるXで流れてきて気になった本。 ロマンチックがちりばめられた、まさに大人のためのおとぎ話…と紹介されていたのもそうだけど、何よりもタイトルのモレスキンに惹かれる。
- 小鳥美月@k_d_m_book2025年1月13日気になる拾ったバッグに入っていた1冊の本と手帳から持ち主を辿る、未亡人の女性とバツイチ子持ちの男性のロマンチックで焦れったい出会いの物語。大人のおとぎ話という言葉が本当にぴったりらしい。
- s u i k a@suika_yamagami2025年1月6日読み終わった読了人生は偶然と可能性が絡み合い、時に思いがけない方向へ進んでゆく。この物語は当然フィクションだけど、時間の中を通り過ぎてゆく自分の人生でも偶然の物語は起こりうるのでは、と思わされる素敵な小説。年始の慌ただしい生活の中での癒しでした。