
あおいなつ
@dokusyoao
- 2025年10月25日
火車宮部みゆき借りてきた読み終わった読了。面白かった。 境遇自体には隔たりが多いけど彰子や喬子の考え方には共感できる部分がたくさんあって、身につまされる想いで読み進められた。理想の生き方と現実のバランスってやっぱり難しくて、それを崩すことも人生の中であって…その中でも理想を諦められないのはよくわかる。かなり前の作品だけど人の本質って変わらないんだな、と思った。 作中では喬子が直接話している言葉を聞くことはできないし表情や感情も一切直接描写されてない。喬子に関することは全て伝聞形で、自分も周りの登場人物と同じように勝手にイメージを積み上げている。ラストの門間の聞きたいことを考えているところでその事実に気づいた。勝手に共感してきた喬子は、本当は何を考えて生きてきたんだろう…それが最後まで描写されないのが想像力をかきたてられてとてもよかった。これは映像作品では味わえない感覚だと思う。本当に面白かった。 - 2025年10月12日
赤い森折原一借りてきた読み終わった読了。 こうなんだろうなーと読み進めながら予想していたものは基本全部違くて面白かった。 章ごとに出てくる同じ文章が段々と意味を変えていって、毎回新しい発見になるのが作者の手腕を感じた。この人本の構成上手いな。 ラストの展開を読んだ後にまた各章を読み返してみると伏線がしっかり張ってあったりしてまた面白い。騙された。 - 2025年9月12日
長い長い殺人宮部みゆき借りてきた読み終わった読了。面白かった。 財布目線(物理)で物語が進んでいって、少しずつ全体像がわかっていくのがよかった。これ財布目線で映像化してるんだ…どこかで見られるかな 宮部みゆき作品は映像でしか見たことなかったけど読みやすい。また他のも読んでみよう。 - 2025年9月9日
アルジャーノンに花束を新版ダニエル・キイス,小尾芙佐借りてきた読み終わった話題になっていたので借りてきて一気に読み終わった。 とりあえず、貴重な読書体験をしたんだと思う。 ラストを救いだと思うこともできるんだけど、それじゃ人が学んだり知識を手に入れることって救いからかけ離れていくことなんだろうか…間違いなくチャーリィにとっては救いなんだろうな… 情緒の成長が追いつかないまま知能的な成長をするとまあそうなってしまうか…その途中の他者との軋轢に関しては共感できる部分もありつつ、だからこそそのまま本編とは違う終わりを望んでしまった。そのまま幸せになってほしかったよ。 - 2025年8月27日
ルビンの壺が割れた宿野かほる気になる - 2025年8月26日
逃亡者折原一借りてきた読み終わったXで勧められていたので借りてきて読了。読みやすく一気に読んでしまった。終盤の展開が思いもよらない方向に行って最初は半分ついていけてなかったが、中盤頃から感じていた違和感や最初から読み直してみると伏線が細かく張ってあってとても面白かった。 解説曰くこの作者のミステリーのどんでん返しがいいとのこと。他の作品も読んでみたい。 - 2025年8月16日
- 2025年8月16日
十二大戦西尾維新借りてきた読み終わった面白かった。なんだかんだいって最後には12人全員印象に残ってるのがすごい。章の構成がそうさせてるのかな。 続刊があるらしいので今度それも読みたい。 追記 この話の後日談はアニメで観た。1つの願いを決めるために悩んで最終的に決めた願いがなんとも…いい終わり方だった。 - 2025年8月10日
ふたりの距離の概算米澤穂信借りてきた読み終わった再読中 - 2025年8月10日
Iの悲劇米澤穂信借りてきた読み終わった一気に読了。 移住者たちの新しい生活を描きつつ、万願寺の仕事への苦労、誇りも丁寧に深掘りされていって段々と甦り課への愛着が湧いてくる。それでも迫る不和と現実というところで米澤節を感じた。面白かった。 解説で触れられていた満願も以前読んだがあまり覚えてないのでまた読みたい。 - 2025年7月27日
王とサーカス米澤穂信借りてきた読み終わったこれだよこれこれという感じ。好意的に接してくれる人もいればその逆もいて、協力してくれる人もいれば罠にはめようとする人もいる。推理も気持ちよく進むし一筋縄ではいかないところもある。 この塩梅が好きな作者。このシリーズの他作品は読んだことがなかったのでまた今度読んでみたい。 - 2025年7月26日
いまさら翼といわれても(6)米澤穂信借りてきたふと思い出した再読中ふと思い出して再読。 あとがきの「いつかは描かないといけなかった話(意訳)」が全編通して繋がっていて、古典部員たちが少しずつ前に進む話になっている。 青春というのは残酷なほどに進むのが早くて、それはもれなく主要人物みんなに降りかかっていて、それを描く米澤先生の本が好きなんだろうなと改めて感じた。 摩耶花の話は普通に好き。ここからバクマン始まってくれ。 他の作品も好き。アニメで見たかったよ。 刊行直後に読んだ当時は大学生で、ただただ表題作のインパクトとやるせなさにため息をついた記憶がある。覚悟を持って進路を諦めていた子にこれは残酷すぎるだろって思って。 いま他の古典部シリーズを読んだらまた以前とは違う感想になるのかも。
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