
イチ
@goemono_reads
小説を読みます。
- 2026年7月21日
【文芸社文庫】 動物万博道具小路2026年読了本読み終わった動物を混ぜコネして新種を生み出す職人たち。 以前ポストした通りすごい倫理観を持つ小説。…と思いきや、終盤ですべてがひっくり返る怒涛の展開。 物語だけでなく、読んでる自分もひっくり返りそうになった。よく見たら表紙にも伏線あるし、すげぇ小説を読んだ。びっくりしたなぁ。 - 2026年7月7日
目が背筋2026年読了本読み終わった「目」というか「視」にまつわるお話。 試みは面白くて好ましいが、この形状の書籍となると必然的に文字数が少なくなるわけで、燻ったまま終わった感じ。不完全燃焼とは違う。 この感じなら普通に短編として、物語の軸をしっかりさせた小説として読みたかったなかなぁ。 - 2026年7月2日
- 2026年6月24日
とんでもなく面白い『古事記』斎藤英喜2026年読了本読み終わった古事記をざっくり分かりやすく解説した一冊。 天地開闢から推古天皇まで、天皇の統治の正統性を語る目的で生まれた神話だが、思いのほか権力争いや昼ドラも黙り込むレベルの恋愛がすごい。色恋で神が死ぬ。 オタクは好きなんですよ。神話が。 - 2026年6月17日
サイレンス秋吉理香子2026年読了本読み終わった婚約者を連れて故郷の離島に帰った深雪。婚約者の思わぬ事実が発覚し、彼は失踪する。 真相は闇、いや雪の中。そんな印象の読了感。こんな男やめとけ!と、常に漂う不穏な空気がこの読後感を計算されたバランスで釣り合わせているんだなぁと、作者のテクニックに感嘆しています。 - 2026年6月13日
白い闇の獣伊岡瞬2026年読了本読み終わった少年に小学生の娘が殺された。少年法に守られ社会に復帰した少年の1人は、4年後謎の転落死を遂げる。 各々の思いと復讐と理不尽な社会の仕組み。人間の醜悪な姿とそれを絡めた怒涛の展開を描くことに関して、この作者の右に出る者はいないんじゃないかしら。 - 2026年6月6日
告白湊かなえ2026年読了本読み終わった教え子に娘を殺された教師の復讐劇…言わずもがなの有名作でしょうか。 各章、終始誰かの告白で綴られる憎しみ、自分語り、自己陶酔。冷静な語り口の裏に潜む感情の激。この形態で一本の上質なエンターテインメントが完成している圧巻の小説。 これデビュー作かよ…湊かなえ、すげえ。 - 2026年6月4日
忌談福澤徹三2026年読了本読み終わった心霊だけでなく、暴力や殺人、病気等人間の嫌な話を集めた短編集。 嫌な話がてんこ盛りでとても良い。短いものは2頁と、かなりの短編で読みやすい。 これ続巻も出てたよな…集めて読みます。 個人的に『痛いひと』が非常〜〜に嫌でした(褒め言葉)。 - 2026年6月2日
七十歳死亡法案、可決垣谷美雨2026年読了本読み終わった国の強行採決で、2年後の施行が控える日本。若者、老人、介護者等、それぞれの立場の人間は何を思うのか。 荒療治って必要だよね。という感想。意味は読めばわかるはず。 バカをバカに描きすぎててすこし露骨だが、それくらいの方が刺激のある社会を描けていてとても良い。 - 2026年5月30日
エゴサ厳禁知念実希人2026年読了本読み終わった知念実希人の厳禁シリーズ3作目。頁少ないのであらすじは省略。 これも『スワイプ厳禁』→『閲覧厳禁』と同じように本編的な部分が出るのかな? 情報量に制限がある形式の中、ちょうど良い展開と伏線回収が楽しい。続編にかなり期待。 - 2026年5月29日
- 2026年5月25日
三匹のおっさん有川浩2026年読了本読み終わった自警団を結成した還暦のおっさん三人組が、街に潜む悪を成敗していく6話仕立て。 還暦のおっさんは石頭の頑固で扱いに困る描写をされがちだけど、ここでは柔軟でカッコいいおっさんたちが描かれいる。 いい話もユーモアもある、読んでいて気分の良い勧善懲悪小説です。 - 2026年5月22日
死に髪の棲む家織部泰助2026年読了本読み終わった髪にまつわる因習の残る屋敷。屋敷を訪ねた作家は、老人が髪で首を吊る事件に鉢合わせる。 因習系ホラーの皮を被った重厚な推理小説だった。 展開や登場人物、真相がかなり複雑。加えて古典推理小説のような読み味で自体の把握が難解ながらも、次を期待できる結末。 - 2026年5月19日
田宮模型の仕事田宮俊作読み終わったリンゴ箱を椅子にして図面を引いていた頃からミニ四駆まで、田宮俊作が綴る株式会社タミヤの奮闘記。 「好き」を突き詰め、極めた人間というのはどの分野においてもカッコいいものです。 良書。模型やプラモに興味のない人も、一度読んでほしい。何かへの「熱源」を貰えるはず。 - 2026年5月10日
黒豚姫の神隠しカミツキレイニー2026年読了本読み終わった沖縄の離島で語られる、人を拐う悪神に呪われている転校生と主人公のひと夏の異界譚。 これは素晴らしいウチナーファンタジー…! 主人公の男気も好き。明かされる転校生・波多野の秘密も最高に旨いスパイス。 これ普通にアニメ映画化したらいいのにと思った。待ってます。 - 2026年5月1日
九龍城の殺人月原渉2026年読了本読み終わった母の遺骨を祖母に渡すため香港に向かった主人公は、九龍城の奥底で殺人に巻き込まれる。 かなりの裏社会を舞台にした小説ながら、事件パートは裏社会感が少し薄く感じたが…。 友情を深めるパートは今後の不穏を匂わせつつも楽しく、この友情が続けばいいのになと思ってしまった。 - 2026年4月29日
鎌倉駅徒歩8分、空室あり越智月子2026年読了本読み終わった居候の親友に半ば強引に始めさせられた、経営するカフェでのシェアハウス。 クセある中年女性たちの出会いと共同生活は、最初のうちは上手く行く気がしない印象。だんだん悩みと一緒に打ち解けて行くのが心地良い。 最後に作中のカレーのレシピ付き。嬉しい。 - 2026年4月24日
- 2026年4月21日
イン・ザ・メガチャーチ朝井リョウ2026年読了本audible読み終わったAudible。とてつもない観察眼と言語化能力を持って行われる現代社会。音で聴くと没入感の高さに溺れそうになった。 現代の歪さ、視野の広狭、薄く広い人間の繋がりが一冊に詰め込まれている。 個人的に小説に求めている面白さではなかったが、『今』読むべき小説です。 - 2026年4月20日
夜廻保坂歩,日本一ソフトウェア,溝上侑(日本一ソフトウェア)2026年読了本読み終わった愛犬を探しに夜の町へ向かった姉を探して、少女も夜の町へ飛び出す。夜の怖さを覚えていますか? 可愛いビジュアルに容赦ない描写のホラーゲームの小説版。 本編は主人公である妹をずっと操作するが、小説版では姉の視点も描かれ、二人の心理描写も相まって物語を補完していてとても満足。
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