常設展示室
72件の記録
saki@53hon_to2025年11月23日買った読み終わったキュレーターの経歴もあるためかアートの解像度が高く、かつマハさんのアートに対する深い愛情が伝わってくるような物語ばかりだった。そしてこれらの舞台が、企画展でなく「常設展」というのがまた良い。 失われるもの、失われたとしても変わらないもの。それらを繊細に描いていた「群青」が個人的に刺さった。

S@YunhO3232025年11月6日読み終わったわたしは、この20数年間、義務教育外で美術に触れた記憶が殆ど無い。 そのこともあり原田マハさんのお話、特に今回のような美術がテーマのお話を読むのに抵抗があった。 この常設展示室は、6枚の絵画をテーマとした6個のお話となっている。 デルフトの眺望 にて、絵画との向かい方のヒントのようなものを得ることが出来た。 いつかわたしも休日にフラっと美術館に出向いて、絵画の中の人たちと会話することが出来たらより楽しい人生となるだろう。 話の内容としては、道 がやはり涙ぐむお話で好みだった。 この一冊を通して、美術とわたしとの距離が縮まった気がする。 ひとりでも、家族や友人、恋人などの大切な人とでも、美術館に出向きたいと思う。






汐見@siomi2509272025年10月14日読み終わった6つの短編集。それぞれが実在する絵画にまつわる話。 原田マハさんの書く物語には、主人公の思考に現実を見つめる鋭さをよく感じる。アート小説だけど(だからこそ?)浮世離れしない重力のようなものがあって、独特だなあと思う。 最後の話がとても好きだった。絵と、家族と。絵を観ること、描くこと。



とり@tori2025年8月31日読み終わった原田マハさんの短編集。 新潮社の100冊で、書店を訪れたときにラスト一冊があり思わず購入。 原田マハさんは楽園のカンヴァスでとてつもなく心を奪われ他作品も読みたいと思っていたところでした。 6編からなる話で美術に造詣が深くなくともすっと入ってくる内容ばかりで読みやすくおすすめです。 「道」が個人的にはとても好きです。私はこう言う話に大変弱い……。
葉鳥@kihariko2025年8月11日買った新潮文庫の100冊対象本。 しらたまファミリーのママさんおすすめ作品。 原田マハさんの美術系の作品を読んだことがなく、かといっていきなり長編に挑めるかしら…と思っていたところで知った短編集。 栞は星空と迷ってこちらに。 下の帯は付けたままにしておく派だけど、フェア帯や賞ノミネート!受賞!メディア化決定!みたいな内容のときに買うとなんだか悔しい気分になる…。初版時の作品の雰囲気に沿った帯か、せめて推薦文付きのときに買いたいという我儘。

にどね@h_booklog2025年8月2日短編集だけれどわりと1話1話が重めで、え…!?と思う展開もあったりで、これが人生か、、、と思わずにいられなかった。 出てくる絵を検索しながら読んでいると美術館へ行きたい気持ちが増してくる(そして来週行く予定) これからは常設展にも目を向けよう。 展開が読めつつも、最後の『道』がとてもよかった。


オーバーメイブックス@overmaybooks2025年7月14日買った読み終わったまた読みたい@ 電車私は幼い頃からアートに苦手意識がある。どう楽しんで良いのか、何を感じるのが正解なのか、が分からずアートと距離を縮められないまま大人になった。 でもいつかは私も「休日は美術館に行きます」とか言ってみたくて、今年は積極的にアートに触れてみようと一念発起した。 そんなタイミングで出会ったこの一冊。新潮文庫夏の100冊。 原田マハさんによる、6枚の絵画をテーマにした短編集。 物語に出てくる美術館を検索し雰囲気を味わいながら、絵画の写真を見て物語を読む。 時間をかけながらの読書時間は新鮮かつ、ふくよかな時間だった。 マハさんによる絵画の描写、絵画を取り巻く人々の機微。キュレーターをされていたマハさんが描くからこそのリアルな物語にとても引き込まれた。 そうか。 身構える必要なんてないんだ。 絵の持つ力をそのまま感じればいい。 今猛烈に美術館に行きたいです。 来月はゴッホ展に行こう。 そう。もちろんゴッホをテーマにしたマハさんの作品を読んでから。
シマコ@_shi_ma_ko_2025年5月30日読み終わったあたたかかった。美術に関する仕事をしている人が関わりがちな、絵画がテーマの短編集。 ・ 原田マハさん自身が美術館で働いてらっしゃっただけあって、アートにまつわる解像度の高さが作品に奥行きを出していそう。 ・ 表現や言葉選びが素敵。直接言わなくてもこんなに伝わることがあるんだ...と何度も思った。 美術館に行きたくなった。
shiorica@SHIORI_ca2025年4月6日読み終わった@ 自宅展覧会のチケットを気に入ったページの栞がわりに。 「マドンナ Madonna」の主人公たちとは、自分は年代や状況など違うところがあるけれど、私と弟を女手一つで育てようとしていた母に若干重なるところがあって、なんだか心がほんのり色付くようなキュッとなるような感じがした。 美術館だけでなく、日常にさりげなく潜む絵画にさらに親しみを感じる。 モネの絵があしらわれたチョコレート缶、ゴッホの絵が裏に施されたカードミラー、ミュシャの絵がプリントされた紙の小箱、どれにも小さな思い出があって大切にしたいものたち。 (読み始め:3月30日)


ユメ@yumeticmode2025年3月15日読み終わった感想絵画に希望や勇気、変化のきっかけをもらう女性たちの物語を6篇収録した短編集。ピカソ、フェルメール、ラファエロ、ゴッホ、マティス、そして東山魁夷。各話を彩る6枚の絵に共通しているのは、美術館の常設展示室に飾られているということ。趣向を凝らした企画展も素敵だが、繰り返し何度でも訪れることができる常設展もよいものだ。主人公たちは物語のあとも必ずまた絵に会いに行くのだろうなと思わされた。そう感じさせるほどにひしひしと伝わってくる、彼女たち——ひいては原田マハさんのアートに対する深い愛情が快い。 展示室で絵と対峙する主人公たちの感動が瑞々しく描かれているのもよかった。澄んだ湖の底の光の粒をまとった藻に、あるいは明るいひだまりになぞらえられる、絵の描写が美しい。なかでも、表紙にもなっているフェルメールの〈デルフトの眺望〉が窓に喩えられているのが好き。主人公たちにとってアートは、世界に向かって開かれた窓なのだ。


moonlitの本棚@moonlit_cafe_books2025年2月13日読み終わった大塚国際美術館での対話型鑑賞に参加する前に。 美術館で絵を楽しむのはもちろんだけど、はたらく人をはじめ絵をとりまく人たちにも思いを馳せると、あまり馴染みのなかった美術館の温度を感じた気がした
権子@m_gonko2023年12月6日読み終わったかつて読んだ心に残る一冊2023/12/6 読了 初めての原田マハ作品。 美術館で常設展示されている絵画に纏わる短編集。 美術館に行きたくなるお話だらけで、他の作品とかも読んでみたくなった。 最後の最後で不覚にも泣きそうになった…。 久しぶりに良い小説に出会えた☺️






















































