認知症の母、ダウン症の姉、酒浸りの父を支えるために実家に戻られた、にしおかすみこさんのエッセイ。想像もつかないほど大変な日々のはずなのに、ありのままに、でもクスッと笑えるユーモアが散りばめられていて、さすが芸人さんだなぁ。何度も泣いて、笑って、色んな感情になった。

美味しいケーキが食べたくなる優しくて温かいお話でした。人生で初めて、オペラケーキを食べたくなりました。

文庫本のあとがきを読み終えた時、どうか源ちゃん幸せであって、と思った。こんなに真摯に音楽と向き合ってる人なんだと改めて知った。 ご結婚のずっと前のエッセイですが、新垣結衣というお話もあって、胸キュンでした。

大好きな森絵都。 本当にこのレーンがあるなら超えていきたい。今身近に温かいモノがあるから踏みとどまれるけど、それさえも無くしてしまった時に自分は主人公のようにまた走り出せるだろうか。 途中何度も泣いたが、読み終わって少し希望をもらえた。

生まれて初めて小説を読んで筋トレをしたくなった。温かく、覚えておきたい言葉がたくさんあった。泣いた。最近バーを始めた知人にプレゼントしたいなと思った。

どこまでも温かく、優しくハッピーなお話。 こういう色んな人の目線で物語が重なっていぬ書き方が好きだなぁ。