TKS1T
@kdtks_509
- 2026年3月12日
タタール人の砂漠ブッツァーティ,ディーノ・ブッツァーティ,脇功読み終わった若き将校ドローゴの人生を通して描かれる"男"の一生の物語。決して英雄的でも劇的でもないが、若い頃に「これから何かが起こるはずだ」と期待する感覚は、多くの人が共感できるものだと思う。休暇で街へ出て何かを期待して過ごすものの、結局何も起こらず帰ってくる感覚などはとてもリアル。 この物語は一見すると「行動を起こさなければ人生は無為に過ぎてしまう」という教訓を孕んでいるようにも見える。ただ、実際にはそんな単純な話でもなく、人は環境や期待、習慣に縛られながら、少しずつ同じ場所に留まり続けてしまう。その静かな停滞こそが、この作品の本質のように感じた。 あとがきにも触れられているが、章ごとの時間の進み方が人生の体感時間を表している構成が見事だと思った。若い頃は細かく時間が描かれるのに対し、年齢を重ねるほど時間が圧縮されていく。 ラストは悲しいというよりやるせない。結局ドローゴの人生は大きな出来事を迎えることなく終わっていく。しかし最後の瞬間、彼は自分なりに姿勢を正し、死を受け入れようとする。その小さな覚悟が、せめてもの有終の美のようにも感じられた。人生とはそういうものなのかもしれないし、そうはなりたくないとも思う。 - 2026年2月23日
星を継ぐもの【新版】ジェイムズ・P・ホーガン,池央耿読み終わった書名:星を継ぐもの 著者:ジェイムズ・P・ホーガン 読了日:2026/2/23 本当の意味での正統派サイエンスフィクション。いわゆる“とんでもSF”ではなく、提示される学説や科学的設定が極めて精緻で、ノンフィクションだと言われても信じてしまいそうなリアリティがある。物語は月面の死体という衝撃的な発見から始まるが、推進力は派手な展開ではなく、仮説と検証の積み重ねにある。その過程がミステリーとしても秀逸で、読者は科学者と同じ立場で推理を追体験することになる。 特にダンチェッカーとハントの対比が鮮明で、科学への姿勢や思考スタイルの違いが物語に奥行きを与えている。さらにコールドウェルの存在が緩衝材となり、硬質な議論の中に人間味とバランスをもたらしている点も印象的だった。感情ではなく論理を軸に世界観を構築し、それ自体をエンターテインメントに昇華している点に価値があると感じた。 - 1900年1月1日
訂正する力東浩紀 - 1900年1月1日
メンタリング入門平田史昭,渡辺三枝子 - 1900年1月1日
百年の孤独ガブリエル・ガルシア=マルケス,鼓直 - 1900年1月1日
- 1900年1月1日
そして、みんなクレイジーになっていく―DJは世界のエンターテインメントを支配する神になったビル・ブルースター,フランク・ブロートン - 1900年1月1日
ハウス・ミュージックジェシー・サンダース,市川恵子,東海林修,西村公輝 - 1900年1月1日
だけど、誰がディジーのトランペットをひん曲げたんだ?―ジャズ・エピソード傑作選ブリュノ・コストゥマル - 1900年1月1日
現代思想史入門船木亨 - 1900年1月1日
M/D 下大谷能生,菊地成孔 - 1900年1月1日
M/D 上大谷能生,菊地成孔 - 1900年1月1日
ジャズの歴史物語油井正一 - 1900年1月1日
フリーペーパーバック版クリス・アンダーソン - 1900年1月1日
未来への大分岐 資本主義の終わりか、人間の終焉か?ポール・メイソン,マイケル・ハート,マルクス・ガブリエル - 1900年1月1日
なぜ世界は存在しないのかマルクス・ガブリエル,清水一浩 - 1900年1月1日
アフターコロナ 日本がリードする世界の新秩序エミン・ユルマズ,渡邉哲也 - 1900年1月1日
- 1900年1月1日
JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則ニック・マジューリ,児島修 - 1900年1月1日
第五の権力---Googleには見えている未来エリック・シュミット,ジャレッド・コーエン
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