オールタイムベスト。 「こんなことは考えてわかるものじゃない。ともかく太陽や月や星を殺そうとしてるんじゃないのは結構だ。こうして海に暮らして、これぞ兄弟だと言えるやつを殺していればいい。」 「だが、人間、負けるようにはできてねえ。ぶちのめされたって負けることはねえ」 「負けてしまえば気楽なものだ。こんなに気楽だとは思わなかった。さて、何に負けたのか。」 生死、強弱、勝敗、そして老いも若きもすべては刹那の白波であり、すべてが爽やか。魂は滅びても、決して敗北することはない。

釣れてよかったね　ヘミングウェイはあんまり刺さんないぽよ

そりゃ名作ですよ

ディストピア小説を二連ちゃん読んだ後に読んだからか、少年の底抜けな愛情深さに目の前がぐらぐらした。魚との激闘は読んでいられなかったから飛ばしてしまった、ごめんなさい。

漁に関して、気持ちの良いほど潔取捨選択していく老人が、少年のことだけは「あの子がここにいてくれたら」って叶わぬ願いを口にし続けるんですよね。そこが好き！