ケアと編集

263件の記録
- リチ@richi2025年7月1日かつて読んだ持って生まれた傾きのまま生きられる、というのは本当に素晴らしいことだと思う。「ケアをひらく」シリーズで読んだ数々の本が思い出される。それぞれの傾きを治すのではなく、それをそのままで生きられるようにする。そうした開かれた物語の数々だ。なぜ、ケアがひらくのか、と思っていたけれど、このあとがきを読んで、確かに「ケアはひらく」のだな、と感じ入った。ケアは人をひらく、人生をひらくものではないか。そしてそれは当たり前のものではない。確かな技術や考えの上にあるものだ。
- Koh@tnsm02232025年6月22日読んでる読み終わったケアをひらくシリーズの創刊編集長であった白石さんのお話。外科的な編集とケア的な編集の対比が興味深かった。ケアをひらくシリーズはこれまでに数冊読んだことはあるけど、再読したり、まだ読んでいないものの中にも気になるもの多数。今後の楽しみに。
- semi@hirakegoma2025年6月21日読み終わったシリーズ「ケアをひらく」は好きで何冊か読んでいて、複数冊読んだ中で抱いていた漠然とした感想や思いの総合が、言語化されていた。 ケアと「編集」となっているが、それは普遍的に関連しているという話ではなく、筆者が編集の仕事をされていることで、関連を見出したということだと思う。読みながら、自分の仕事や生活における「ケア」ってなんだろう、と考えていた。 自分を改変しない生き方、ありのままを見つめること。 「ケアをひらく」にはいつも、それこそ図と地が反転して見えるような刺激をもらっています。この本は「ケアをひらく」のスピンオフでありブックガイドでもあると思う。新たに読みたくなった本もあったので、読んでみたい。
- さおり@prn9909082025年6月18日読み終わったポジティブに受動的であること、変化を柔らかに受け止めること、にげてもいいよ、とりあえず「今」楽にしてあげること、そういうことを優しく語りかけてくれる本だった.読み終えていま、なんだかすごくほっとしている自分がいます.
- ゆう@suisuiu2025年6月17日読み終わったもっと仕事論みたいなものなのかと想像していたけれど、思っていたよりもケアの世界のアクチュアリティみたいなお話が多く、すごく面白かった。心地良いおしゃべりをしているような流れる文体、に潜んで(実は潜めてもないと思うけれど)すぐ水面下にある重厚さをわたしはまだぜんぜん読み解けていないと思う。でもそれこそ、この本との向き合いに必要なことは「読み解こう」という積極的能動的スタンスでもないような気もする。とりあえずもう一度はじめから読んで混ざり合いたい。 ちょうど当事者研究風の集まりの練習をしたタイミングだったので、そういう意味でもちょうど良いタイミングで読むことができた。やっぱりあれは続けよう。
- さみ@futatabi2025年6月13日読んでるしばらく頭がぼんやりしており1章読み終わるのに1週間かかった…… 「「未知」というノイズを削り取ってしまった結果、「既知」のことしか書かれていないから、直した本人としてはすっきりわかりやすいけれど、読者にはなんのメリットもなかったのではないかと思えてくるのである」 書籍の編集について書かれていることだけど、一般的なコミュニケーションにもいえるのでは、というか、もうずっとこれに悩んでいる気がする。自分の基準で他人の行動を変えさせる是非の線引きがわからない。もしかしたらそのあたりの手がかりを得られるかも(ビジネス的な答えは転がっているのかもしれないけど、自分で辿り着かないと多分わたしは納得しない)、みたいな希望が見えている。 そもそも、ケアと編集について「どこがどう似ているのか、それが一言でいえないから、こうして本を書いている」という一文ですでに虜にされている。複雑なことを簡単に見せて短く短く、では疲弊してしまうよ〜
- ゆう@suisuiu2025年6月7日読み始めた@ ヒューマントラストシネマ渋谷サブスタンス鑑賞前に(すごかった)(はなしたい)。ここの映画館、待合スペースに椅子やソファが多く置かれている。椅子があると歓迎されているように感じるねどうぞどうぞごゆっくり。 いま思うと、ひたすらに今を眼差し続けるケアの世界からの、さらに高みを目指し続けるサブスタンスの世界って幅感がすごい🌏
- 芝生@grass-sbf2025年6月3日読み終わった「治療」がカバーできない、ケアされる客体としてのその人を"ひらく"、それがその状態であることを受け止める行為。治療は「このままではいけない」「これが間違っていた」がベースである(だから「対処」ができる)のに対して、それによって否定され(たと認識して)こわばる心身にクッションを与えるような行為が、ケアだということかな、と思った。
- 渡辺洋介@yskw05142025年5月29日読み終わった医学書院「シリーズケアをひらく」を25年間計43冊を編集した筆者による「ケアと編集」論、ケアと編集に通じるものそれは格闘技・武道にも通じるものだと感じる。 いやそれだけではなく生きる事がケアであり編集なのだろう。 以下は編集にも大切だが生きることもしくは生き抜くことにそして格闘技・武道おいて「視点」、「間合い」という観点から 大きなヒントになると感じた。 「「未知」というノイズを削り取ってしまった結果、「既知」のことしか書かれていないから、直した本人としてはすっきりわかりやすいけれど、読者にはなんのメリットもなかったのではないかと思えてくるのである」P38 「なにより当人がもっとも「克服すべき」と思っている問題に別の光を与えること それは編集という仕事そのものだと思う」P64 「モノサシを変える これは本書でずっと考えて来た「編集的方法」にほかならない」 P170 また、これが実践出来たら人間関係もスムーズになるだろうし こうもありたいとも思う。魅力的な人は既に実践していると思うのだが、 「具体的な対人関係において、「先に」「ちょっと」信じる。この最初の一歩によってお互いのあいだに、信じるがやってくる」P84 そして白石さんのパンク魂というかギラっと光る刃が垣間見えた以下が最高だった。 「「今、ここ」で困っている人に手を差し出せる人は、太陽や空気や地面と同じように、この世界をどうにか存続させている基底的な条件である。こうした人たちが世界のバグを始終補修して、手入れをしている。ケアはこうして「今、ここ」を成立させている。 そうやって整えられた舞台の上で、自己啓発とかリスク管理とかコスパとか一攫千金とか革命の夢とかが、スポットライトを浴びながら歌ったり踊ったりしているわけだ。」P10
- 夏子@725kamo2025年5月18日読み終わった@ 自宅あとがきにある 「理解されるということは最大のケアなのだと知った」 に頷きながらも、理解されなくとも理解しようとしてくれるその心遣いだけてケアになり得るとも思った。
- 渡辺洋介@yskw05142025年5月16日読んでる通勤読書存在と非存在の分かれ道で、その体を必死に存在方向に傾けようとして、ギリギリのところで世界に色を付けている無名の人たちが居るということだ。P189
- いっちー@icchii3172025年5月14日気になるとある読書コミュニティの読書会の本になりそう。弱さを出すのってあんまり全員にとっていいことではないけど、ケアをひらくシリーズでは毎回ベストセラーみたいになっててすごいよな。自分もZINEで自分のことを書くことになったから、もしかすると何か参考になるかもしれないと思い気になり始めた
- fufum@fufubunko-m2025年5月14日読んでる特に解決策が見つからなくても、ただちゃんと聞いてもらって、自分も相手の話を聞いた、というそのことに対話の最大の素晴らしさがあるってその通りすぎると昨日身をもって知った。 目的を設定する対話はなんか違うらしい。面白い
- 渡辺洋介@yskw05142025年5月14日読んでる通勤読書依存症者の底にあるのは孤立心であり、それがさまざまな依存を引き出しているのならば、むしろその孤立そのものにターゲットを絞り「どんなことがあっても関係は断ち切らない」という積極的なケア的関与には大きな意味があると思う。P146
- kuwachika@skkrnngmer2025年5月11日読み終わったいくつかケアをひらくのシリーズを読んでいたのですが、読み始めてそのケアをひらくシリーズを編集されている方だと気付き、なるほどなぁと色々腑に落ちました。
- 🪁@empowered_tako2025年5月7日読んでる@ 自宅6章まであるうちの1章までを風呂で音読した。『ぼけと利他』のことを思い出す。 医療の関心ごとは肉体そのものであり、その人の社会的立場や状態をノイズとして切り捨てるが、それを正面から扱うのが福祉。言われてみればたしかにだ。 自分にとって、医療についてはこれまでもよく頼ってきたので気にしていたけれど、福祉には最近はじめて頼ってそれでようやく認知したようなところがある。
- fufum@fufubunko-m2025年5月6日買った読んでる新書は見た目が美しくないのでなるべく買わないようにしてるけど、これは迷ったあげく4月に買った。正解!今の自分に必要な、前提の概念を変える、ゆるめる、が出てくる
- Eunuch@Eunuch2025年5月4日読み終わった「信じる」「尊重する」というとき大切なのは、もうやけくそにーーやけくそで信じるとか、やけくそで尊重するとか、いいかげんに尊重する、いいかげんに信じる、口先だけで尊重する、そうしてしまうことです。 という、向谷地生良さんの言葉が面白い。
- あるる@aru_booklog2025年5月4日読み終わったセルフケアではなく、ケアの方がフォーカスされていた。個人をどう治すかというよりも環境を変化させる、それによってどう影響されるのかが実例を通してうっすらわかるころに、では当事者として何ができるのかということもじわじわ迫ってくる感じ。時間軸の話は面白かった。そうかも、と思わされる。受けることって難しいよなぁ。
- リチ@richi2025年4月29日読み終わった「それ自身には改変を加えず、その人の持って生まれた<傾き>のままで生きられるように、背景(言葉、人間関係、環境)を変えること」 本当に面白いし、目から鱗。なぜ「ケアをひらく」なのか、わかった気がした。「ケアをひらく」シリーズをまた読み返したくなった。
- いるかれもん@reads-dolphin2025年4月24日読み終わったまた読みたい学び!ケア愛読している「シリーズ ケアをひらく」を長らく編集していた、白石正明さん待望の著作。 新書ではあるけれど、白石さんが編集をしながら考えてきたことなどがエッセイ風に書かれている印象。 一冊を通して内容が構造化されているというよりも、少しフラフラと書かれている印象。また、カッコに囲まれてたまに話が脱線するところがまた、なんとなくケアをひらくっぽい。そして、読んでみると私がなぜケアに惹かれているのかよ〜くわかる笑。自分にとってしっくりくる言葉がたくさん。例えば… * 科学とはせいぜい因果関係が明確だという程度のこと、登場する変数が少ければ少ないほど際立ってくる、ある意味では閉じられた世界でこそ成立する営みである * 人はなにより環境とのインターフェイスによって行動するのだから、行動の根拠を個人の内面にだけ求める必要はないのではないか などなど。積極性、能動性、目的意識、タイムパフォーマンスなどの効率に迫られる今の世の中に追いつけない、どこか受け身な私にとっては、「それでもいいんじゃない?」と声をかけてくれるような一冊。やってくる素敵な偶然を受け止める余裕を持っていきたい。
- 高尾清貴@kiyotakao2025年4月23日読み終わった一気に読んだわー。すごくよかった。 本を読むときに、編集者の名前を意識することってこれまでほとんどなかったんだけど、「ケアをひらく」シリーズの本は何冊か持っているし、ケアについて学びを深める過程において、僕は相当、白石さんに影響を受けてきたんだろうな、と思った。 シリーズの他の本も読みたくなった。 実は、タイトルに「編集」って入っていたことで、僕自身は編集の仕事はしていないんだよな…と思って、一回目に出会ったときには買わなかったのだけど、やはり何か惹かれるものがあり、二回目に見かけたときに買ったのだった。 読んでみると、これは編集に携わらない人にもとってもオススメの本であることがわかった。 どういうことか。あとがきで、熊谷さんの言葉としてきれいに整理されていた。 『この原稿にはケアをテーマにした作品の内容を具体的に記述した部分と、その作品がいかなる編集プロセスの中で生成されたのかを紹介した部分が交互に繰り返され、その両者が同じメッセージを伝えているため、「ケア=編集」という命題が証明されていくような一冊になっている。』
- 回寅治@Mawari_trahal2025年4月23日気になる読みたい学童のバイトをしている。子供に寄り添うことが、寄り添ってあげることになってしまわないかということに常に不安があるので読んでみたい。
- Marua@imasa_arumin2025年4月23日読んでる「わたしの編集の先生は(中略)ソーシャルワーカー、向谷地生良さんだ」と書いてあり、「ええ?!」と思ってつかまれ、そのままぐいぐい引き込まれた。おもしろくて一気読みしそうだが、あえてゆっくり読んでいる。
- 高尾清貴@kiyotakao2025年4月22日読み始めた読んでるAmazonで予約していたのが届いた。 数々の読みかけの本を押し除けて、この本を開いた。 めちゃくちゃ面白い。 著者はケアをひらくシリーズの編集者の方だったのか。 家に何冊かこのシリーズの本ある。 まず最初にスマホにメモをしたフレーズはこれ。 これだけじゃなく、メモしたくなる箇所が大量。 「試されている感じがしない」というのをもっと正確に言えば、ある理想の姿と現在の姿の差分を見られている感触がないということである。
- にわか読書家@niwakadokushoka2025年4月20日読み終わった@ 自宅人に関わる業界の経験が長いのだが、辛い時に助けてくれたのは一緒に仕事をしていたケアの現場の人たちで、今も支えにしている。 それもあって、興味を惹かれる本は、つくられる過程でケアに似たところがあるのかもしれない、と感じた。