
わかめうまお
@nakazawarp
好きな言葉は前菜三種盛りです
- 2026年8月8日
ハンナ・アーレント矢野久美子読み終わった前半のホロコーストの種火が見え始めたドイツから紙一重に逃げ延びギリギリでヨーロッパを脱出できた描写について、自身を取り巻く情勢に楽観的な姿勢を見せず考え続けた賢さが伺える。 もちろん裕福で財産があったからこそ出来たことでもあるだろうが同様の財力があったとして私だったら国外脱出に踏み切れなかっただろう。 メモ 全体主義とは、個人の自由や人権よりも、国家や民族などの「全体」の利益を最優先し、個人の生き方や社会のすべてを一つの目標に向かって強制的に統制する政治思想および体制のこと。 主な特徴 個人の否定: 個人の自由、プライバシー、権利が認められない。 一党独裁: 一つの政党や指導者が絶対的な権力を握る。 思想・言論の統制: メディアを独占し、違う意見を持つ人を厳しく罰する。 社会の総動員: 人々を特定の国家目標や戦争などに協力させる。 - 2026年7月2日
タタール人の砂漠ディーノ・ブッツァーティ,脇功読み終わった前の会社は人がぼろぼろ辞める会社だった。 諦めや疲れや怒りに任せて去っていく人を見送る度に「少しはましになるのでは」と思い続けた。 時は経ち私も転職した。 その後会社は潰れた。何も変わらなかった。 いつかいつか、と夢見ることの浅はかさをずっしりと戒めてくれる物語だった - 2026年6月21日
- 2026年6月21日
- 2026年4月19日
- 2026年4月18日
家族最初の日植本一子読み終わった生活はらせん階段のよう 同じように見えて1つとして重ならずゆっくりと下っていく 1日の浮き沈みは遠くから見ると小さなことにも見える 後から見返せばこんなに優しく眩しいものなのだ - 2026年4月1日
すべて真夜中の恋人たち川上未映子読み終わった自分が思っているよりも自分を閉じ込める殻は分厚い。 そして一度殻を破れば人は強くなれる。 自分の意思で歩みだすまでのほろ苦い失敗と乗り越えてからのまばゆさが美しい。 - 2026年3月20日
- 2026年3月7日
永遠の詩(7) 萩原朔太郎萩原朔太郎読み終わった春の実体 かずかぎりもしれぬ虫けらの卵にて、 春がみっちりとふくれてしまった、 げにげに眺めみわたせば、 どこもかしこもこの類の卵にてぎっちりだ。 桜のはなをみてあれば、 桜のはなにも、この卵いちめんに透いてみえ、 やなぎの枝にも、もちろんなり、 たとえば蛾蝶のごときものさえ、 そのうすき羽は卵にてかたちづくられ、 それがあのように、ぴかぴかぴかぴか光るのだ。 ああ、瞳にもみえざる、 このかすかな卵のかたちは楕円形にして、 それがいたるところに押しあいへしあい、 空気中いっぱいにひろがり、 ふくらみきったごむまりのよに固くなっているのだ、 よくよく指のさきでつついてみたまえ、 春というものの実体がおよそこのへんにある。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ほうれん草の柔らかいところをスープにいれるとジュワとして厚みが出るので大好きです。 ほうれん草とベーコンはいい味噌汁の具になると聞いて思い切りだし汁の中にほうれん草を入れたら 出るわで出るわアブラムシの死骸たち 不可抗力で住みかを流された死骸たちに食欲は失せ、奮発したベーコンもすべて捨てた 春になると待ってましたといわんばかりに野菜達の顔ぶれがどんどん明るくなる においも濃くなり、うまみも出る 春の恩恵にふれる度、あの味噌汁に流れ出たアブラムシの死骸が目に浮かぶ 春は命と死とともにあるのだとこの詩から思い立ったのである - 2026年2月2日
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