

ナムルネコ
@namul_neko
- 2026年1月3日
バスタブで暮らす四季大雅,柳すえ読み終わった書店で青一色のカバーに惹かれ手にして本当に良かった。ライトノベルという偏見を取っ払って、素直に好きな小説。ガガガ文庫宣伝担当の方、本当にありがとうございます。 自分の好きなもの、大切なもの。それと家族との繋がりを大事にしようと思い返させてくれる作品。 生きることへ「テンションの低い」主人公が、社会とのズレ・不条理に対して静かに向き合い折り合いをつけていくストーリーが、「生きづらさを抱えている現代人」に刺さるものがあると思う。 自分とは関係の無いSNSでの誹謗中傷を見て辛くなる、想像力を携えた心優しいあなたに届けばいいな。 世の中にはどうしょうもなく行動に理解のできない「へのへのもへ人」たちがいますので。 - 2026年1月1日
お探し物は図書室まで青山美智子読み終わった青山美智子さんの作品が気になっていたところに姉からオススメで貸してもらった本。 心和らぎ明日の活力と本の素晴らしさを再確認させられる物語でした。 章ごとに主人公は違うのだけれども、それぞれの物語は繋がっていて少しずつ接点を持つところが好き。繋がった先で前章の主人公のその後が描かれていて、それが読者側と同じように人生は、物語は続いているんだって思えてまた嬉しくなったり。 司書さんにオススメされた本を読むキッカケに ・世界に彩りがついたり ・背中を押されたり ・新しい気づきを得たり ・新たな出会いと肯定を得たり ・残りの人生の在り方を得たりと、 それぞれの主人公ごとに何かを得て、 人との接点を持って物語が好転していくストーリー。 読み進めていて心がほっこりするのと同時に自分も頑張ろうと思える良い作品でした。 司書の小町さんが私の中ではマツコデラックスで再生されて途中からおかしく思えちゃった。 章ごとに性別も年代も職業も考え方も違っているのに、どの人もリアリティがある。 作者はすべて経験をされたの?と思っちゃうくらい。 だからこそ、読者はそれぞれのキャラクターに自分を重ねてより共感してしまうのかも。 何かに行き詰まっている人。仕事にキラメキを感じなくなってきた人にまずは読んでほしい。 そして本の素晴らしさに気づく人が1人でも多く なってほしいと感じる作品でした。 - 2025年12月30日
- 2025年8月31日
成瀬は天下を取りにいく宮島未奈読み終わった滋賀県色、正確には膳所カラー満載の1冊で自分が滋賀県出身ということをこれ程感謝したことはないと思わせてくれる楽しい作品でした。 成瀬は常に自分にまっすぐで、かと言って周りを意識的に置き去りにしたりと言うことはなく。それが読み進めるたびに「羨ましいな」「こうありたいな」という羨望と「このあとは何をしてくれるんだ」とワクワクする気持ちになるのでスルスルと読めてしまう。 あっという間に時間が過ぎてしまうので私の読書の好きなところ、「時間泥棒」なところを久々に心地よく体感できた。タイムワープしたかの様に時計の針が進んでいて本を読み終えたときには唖然としたものだ。明日も仕事があるのに。でもぜんぜん苦じゃない。なんだこれ。コロナ禍の際に、生きる活力のためにエンタメがあるんだよって感じさせられた気持ちを思い返させるのが本作とリンクしていてまた心地いい。 成瀬を取り囲む人物はそれぞれが際立って特徴的ではないのだけれど、それが現実の世界にもいそうな人物で。見る人によって成瀬の見え方は違うし語り口調とその印象を述べる文章でより成瀬が立体的に見えて魅力が増すという全体の構造も美しく天下を取りに行くのも納得の1冊。 島崎ちゃんは成瀬に好感を持った見方、大貫さんは嫌った見方、西浦くんはより成瀬の魅力を深堀してくれて、読者がみんな成瀬の虜になるキッカケを作ってくれるし。 何より、ミシガンに乗りたくなる。今度帰省したときには乗りに行こう。 - 2025年5月2日
読み終わった女性皇族としての初の博士号取得。 オックスフォードの留学記。 と聞くと「堅苦しい文体で書かれているのかしら?」と思っていたことが嘘に思えるほど、 とても読み進みやすい言葉と文体で書かれていています。 出来事も細かに書かれているのに、それでいて冗長にならず。 その時に感じた心のうちも 「そんな赤裸々に書いてしまっていいの?」 と思ってしまう素敵なエッセイでした。 だからこそパーソナリティが見えてきて、とても魅力のある留学記に仕上がっているのかなと思ったり。 「最終報告書」の項では、彬子女王殿下の博士号取得にかける熱量が伝わる思いのうちの吐露を受け取り、読み進めるうちに思わず涙ぐんでしまいました。 研究にかける思いと楽しさが読んでいて伝わり、学生時代に出会っていれば卒論に対する姿勢も、もう少し意欲的になれたのではと触発させられる内容です。 学生さんにもぜひ読んで欲しい。 美術史学にも興味を持てました。 ただ作品を見てキレイで済ませるのでは無く、 「このコレクションがどの様な意図で蒐集されたのか」 「その時代の背景、周りで起こっていた流行り」などを、紐解くことでより作品鑑賞に深みが持てそうで楽しみが1つ増えました。感謝しかありません。
読み込み中...