赤と青のガウン オックスフォード留学記 (PHP文庫)

27件の記録
- komon@komon2025年5月11日読み終わった先日読み終えた。Kindleでしっかり読んだのはまだ数冊だが読みやすかった。エッセイものの方が自分の電子書籍の読み方に合っているかもしれない。 大学の先輩と言ったら烏滸がましいが広い意味で同窓の「皇族」の著書ということで読み始めた。そこには博士課程に正面からぶつかるひとりの人間が書かれていたように思う。 印象に残っているのはスイスの休暇。庭先に出した机で論文執筆をするところ。気持ちがいいだろうな……
- Maple@Maple2025年5月11日読み終わったなんて面白い! がむしゃらと表現したくなるような努力に胸が熱く。そして、そのような方がユーモラスに語る皇族ならではのエピソードがなんとも楽しい。 自身の研究の励みに、再読するつもり。
- あおい@booklover_aoi2025年5月11日読み終わったKindle@ カフェ2025.5.11読了。 最近色々なところでこの本のことを見かけていて気になっていたのでKindleで購入。 大学は卒業したし卒業論文も書きましたが、外国で英語で調査しながら論文執筆はかなりハードだなと思いました。 日本語で書いても大変だったのに、英語だしチュートリアルが毎回恐怖すぎて、私だったらずっとストレス性胃炎になってそう…笑 修士号のつもりでいたら博士号を勧められるって、本当に素晴らしい研究をされていたんだなと思いました。 文章を読んでいても頭の良い方だな、と思うことが多かったです。 皇族で側衛がずっと付いている生活をしていて、ヨーロッパで2週間以上の滞在なら側衛が付かなくなるというのを知って驚きました。 一人の自由さと寂しさ、どちらも感じられたということでしたが、日頃から周りの方とのコミュニケーションを大切にされてたからそう感じられたのかな、と。 オックスフォード大学の仕組みや学生生活など、「そうなんだ!」と思うことばかりで、最後までわくわくしながら読みました。 日本美術については全く詳しくないのですが、研究内容についてもとても興味深くて、贅沢な読書体験でした。
- そめ@s_o_m_e2025年5月4日読み終わったKindleたまに出てくるお父様の様子が面白かった。 読みやすい文体でさくさく読めたし、ユーモアが素敵ですっと頭に入ってくる。全エピソードが強すぎる。 エリザベス女王のお茶会で、大量のコーギーたちが出迎え(?)て足元うろちょろしてるところめちゃくちゃ良かった。
- ナムルネコ@namul_neko2025年5月2日読み終わった女性皇族としての初の博士号取得。 オックスフォードの留学記。 と聞くと「堅苦しい文体で書かれているのかしら?」と思っていたことが嘘に思えるほど、 とても読み進みやすい言葉と文体で書かれていています。 出来事も細かに書かれているのに、それでいて冗長にならず。 その時に感じた心のうちも 「そんな赤裸々に書いてしまっていいの?」 と思ってしまう素敵なエッセイでした。 だからこそパーソナリティが見えてきて、とても魅力のある留学記に仕上がっているのかなと思ったり。 「最終報告書」の項では、彬子女王殿下の博士号取得にかける熱量が伝わる思いのうちの吐露を受け取り、読み進めるうちに思わず涙ぐんでしまいました。 研究にかける思いと楽しさが読んでいて伝わり、学生時代に出会っていれば卒論に対する姿勢も、もう少し意欲的になれたのではと触発させられる内容です。 学生さんにもぜひ読んで欲しい。 美術史学にも興味を持てました。 ただ作品を見てキレイで済ませるのでは無く、 「このコレクションがどの様な意図で蒐集されたのか」 「その時代の背景、周りで起こっていた流行り」などを、紐解くことでより作品鑑賞に深みが持てそうで楽しみが1つ増えました。感謝しかありません。
- いるかれもん@reads-dolphin2025年4月6日読み終わったまた読みたい感想エッセイもともと、話題になってるし、どうやら大学院での留学体験記らしいから読んでみようかなみたいなつもりで手に取ったけれど、世間の評判通り(あるいはそれ以上?)とても素敵なエッセイ。 研究の話がメインかと思ったらイギリスでの普段の生活の話、特に周囲の方々のお話が多い。そしてそれぞれの人がとても魅力的に描かれていて、自分の友達のようにも思えてくる。著者本人が周囲の人との関係を大切にしていることがよくわかる。また、皇族ならではのエピソードも交えているが、いい意味でサラッと、著者本人にとってはごく当たり前のように書かれていてそれも素敵。とにかく著者本人の飾らない人柄が溢れていて魅力的。そのように、著者の人柄が伝わっているからこそ、博士論文審査にまつわるエピソードについては、本人の葛藤や想いがぶつけられていて感動した。 エッセイならではの魅力が詰まっている一冊。誰に対しても自信を持っておすすめできる。
- よろこびイサンディ@yorocobi_isandy2025年3月22日読み終わった当初は『ローマの休日』を思わせると、ここに書いていたが、オクスフォード大学で博士号を取得することから、女王である著者に適した表現ではないかもしれないが、精神的な成長過程を描いたシンデレラストーリーとも思える内容だった。自分のなけなしの向学心を膨らませてみようという気分にもなった。
- よろこびイサンディ@yorocobi_isandy2025年3月20日読んでる日本のプリンセスの英国留学記。よく売れている本であるとの紹介を書評番組で観て知っていた。後日、書店で見かけ、購入。文体は平明にして、著者の芯の強さを感じる。なんとなく往時の名画『ローマの休日』を想起させる。
- sio@sio2025年3月19日素直な文体で読みやすく、内容もおもしろかった。もともとエッセイとか好きな人なのではと思わせる文章。来月のオールナイトニッポンがさらにたのしみになった。 本書はひとりの一般人のツイートをきっかけにバズを起こし文庫化、ツイート主には殿下から献本(直筆コメント入り)が送られ、ついには殿下のラジオ特番まで成立させてしまうのだから、インターネット・ドリームだ。