

にけ
@nilce
- 2026年3月14日
- 2026年3月11日
世界から守ってくれる世界塚本はつ歌,新井陽次郎気になる - 2026年3月11日
- 2026年3月7日
- 2026年3月6日
- 2026年3月6日
- 2026年3月4日
- 2026年3月4日
ドーン (講談社文庫)平野啓一郎読み始めた@ 自宅 - 2026年3月4日
- 2026年3月4日
- 2026年3月3日
決壊(上)平野啓一郎読み終わった@ カフェ下巻部分も含めての読了直後メモ 理解してもらえない苦しみ という言葉が浮かぶ。 崇はその万能さゆえに、親からも、教師からも、弟や友達からも尊敬されつつも、どこか畏怖され、私たちとは違うよね、と線を引かれている。 見えているものが違いすぎて、話せば話すほど遠くなり、親密さを築くのが難しい。 友哉や666のいた場所も線の向こう側だったのだろうと思う。 友哉のような親から真実とは違う解釈を塗りつけられる窮屈さもたまらない。本人の感情には無関心。これも理解されない苦しさだと感じる。 線を引かれることとは無縁の平凡な少女であったからこそ安由美は自分と同じ線の向こう側に生贄として突き落とされたのか? 常に線の内側で平凡な暮らしをしてきた良介も同様に。どこかに心情を吐露すれば理解されるかもという期待が見えたからこそ、生贄として選ばれてしまったのか? 他者に苦しみをなすりつけた悪魔たちは連帯している(自分たちの線を繋ぎうちに入れる)が崇はそうはしない。 崇には多くの友人がいる。それぞれの深度で理解され居場所を持ってきた。親密さには欠けるかもしれなくても、孤独を引き受けながら生きていける。 この存在も悪魔は許せなかったのだろうか。 - 2026年3月3日
決壊(下)平野啓一郎読み終わった@ カフェ読了直後のメモ 崇は打ち解けているようでいていつもどこでも心からの人間的な信頼を勝ちえない(そしてそれはほとんど本人の責任ではないと私は感じる)ところがあったようだけど、事件を経て圧倒的に孤独な場所に追いやられてしまった。 弟良介が家族への愛を叫んで死に、それを見た崇も同時にもう可塑性を全く失った半分彼方の存在になってしまったかのようだ。 海で見た母の幻想のシーンはとても痛ましい。 関係のない電話で再び事件に絡められ、その間に母は父のように損なわれようとし、弟の位牌は流される。母に疑われ、責められ、いくら思い遣っても思い遣ってはもらえず、決して理解されないことを痛感する絶望感。 被害者遺族として新たな活動を始め、繋がり、生なる存在(良太)を胸に進んでいける佳枝との対比が凄まじく、崇の言葉の端に滲む、それでも感情の矛先を持つことのできない絶望感に圧倒される。 この後どうやって生きていけるというのか?! 無言の叫びを身体にみんな閉じ込めて崇は……。 とても悔しい。
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