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Yo
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@otsuki
  • 2026年7月2日
    レテ/移動祝祭日
    ジャムでしか見たことのないルバーブに出会う気持ちでオフ会へゆく 托卵はなにも盗んでいないのにすべて盗んだインパクトがある スイスには安楽死できる場所があり何故か湖畔と決めつけていた あふれだすシューズボックス、同棲はやがて空気のようにならない いい意味でも悪い意味でも視覚的に不謹慎で、読んでいて辛い歌集だった
  • 2026年7月2日
    延長戦
    延長戦
    一回も万引き犯を見なかったことをさみしくバイトをやめる コーヒーの生豆を選っているうちに左目にすこし外斜視が出る 川沿いを行くとき、僕にもある時間 この先に君の言うパフェの店 空振ったけらどもこれは悪くないスイング 春は一気に迫る ポケットのなかで洗濯されているような気持ちで新宿にいる バス釣りに訳も分からずついていく 日は照っていてタバコの匂い 振り向けば父の姿が今もある 勝ちきってこそ延長選は セックスは確か一回したようなしてないような春雨のなか いい映画だったね、とだけ言うことに決めてからエンドロールが長い
  • 2026年7月2日
    死ぬほど好きだから死なねーよ
    傘を盗まれても性善説信ず父親のような雨に打たれて 何となく窓を開ければ風が入って寒くなったのですぐ閉める 舞うようにゆっくり喋れば月面の手話通訳士のうつくしい手技 愛は愛だ!ぼくはこたつをひっくり返し冬の空気を春に返した! 手を振ればお別れだからめっちゃ振る 死ぬほど好きだから死なねえよ 生きているだけで三万五千ポイント!!!!!!!!!笑うと倍!!!!!!!!!!
  • 2026年6月28日
    弔父百首
    弔父百首
    平出隆の父、1999年7月8日の入院から7月22日の逝去、四十九日頃の9月9日まで日記と並行に書かれた詩人による(現在まで)最初で最後の歌集。 かねて聞く死線超えしは四たびなり始めは青き竹藪の崖 汚れたる紫川を離郷への理由とせしがいまや澄みそむ 目閉ぢての畏まりたる挨拶はおのが葬儀に出でてゐるらし 吸入器ほのかに曇りまた透り今宵は父の息のよく見ゆ 枕べに無数の繊維ふりそそぐらしく目で追ふ手でふり払ふ 立ち去りてすぐにか父の事切れけむその想像の底なき感じ はらはらと死者の湯呑みは見甲斐あり浴衣の胸の蘇るほど 胸分けて見つつかなしもしんしんと山桃熟めば山の食すかな 常盤橋旧き木組みに直されて傘を日傘にひとは渡らむ みなかみに揺らぎてかすむ病院のなにを記念とせしかその名に アトリエの古ねし絨毯棄てむとて鋏入れては格闘めきぬ 過ぎにし人の臥床になほ下がる灯の紐さぐり引きぬあかとき
  • 2026年6月26日
    川柳作家ベストコレクション情野千里 髪の赤い私が背負うジャポニスム
    すみませんで済ますスウェーデンのポリス 髪の赤い私が背負うジャポニズム 美術館も節電モナ・リザぱっと脱ぐ まだフランス領だった私のふくらはぎ 桃色パンチ繰り出す甘くないおはぎ
  • 2026年6月26日
    俳句は肯定の文学 口語・他者・偶然
    ざっと読む。 流氷動画わたしの言葉ではないの /田島健一 p118 がすごい。 川柳は「繃帯を巻かれ巨大な兵となる/渡邊白泉」に関連して、 手と足をもいだ丸太にしてかへし /鶴彬 の引用(p134)がある。
  • 2026年6月26日
    緑の祠 (新鋭短歌シリーズ10) (新鋭短歌 10)
    地声から裏声に切り換わるときこんなにも間近な地平線 無とは何か想像できないのはぼくの過失だろうか 蝶の羽が汚い 救われるということは何ベンチプレスする人々が窓から見える こないだは祠があったはずなのにないやと座りこむ青葉闇 歩道橋の上で西日を受けながら 自分yeah 自分yeah 自分yeah 自分yeah 青い屋根の比率が高い裏道を兵士のような歩幅で歩く 木やク草や建物の光と影の果てしのなさにきみも佇む ファミレスで水ばかり飲んでいたころに山村暮鳥もはじめて読んだ 気がつくと汗はとっくに引いていて高層に風回る夜明けだ
  • 2026年6月24日
    奇遇
    奇遇
    土地勘が追いついてきてバスよりも歩いた方がいいと分かる日 外を見るだけで話をしなかった時間のことを撫でている夜 /岡本真帆 とうめいな犬を視界にはなっては見ていた冬の野のフリスビー イヤホンが内耳につくるくらやみのなかを響いている雨の音 いきている人のことばを読むつかれ踵をすこし減らしたような あやとりを鉄でしてみたような青い遊具が夜の中心にある /丸山るい
  • 2026年6月21日
    ナムタル
    ナムタル
    平成と令和のようにテディベアふたつ並んだ木の椅子がある フィクションとノンフィクションの分かれ目の子午線に手を合わせるばかり パリの死はあまねく溺死ではないか ぶどう畑がまだらに光る 低く飛ぶ 高くも飛べる サンマルクカフェを横切る夏のつばめは ふたりとも同じ日に死ぬ確率は 噛んだばかりのガムを吐き出す 半分はあなたの声で泣いていた季節はずれの一月一日 野良猫よオリンピックも東京も2020もまぼろしだろう リニューアルされた首塚 彼方には 塵の国会議事堂がある 行き場所をうしなった立て看板が疫禍の夏の内側にある 交番に白いじょうろが置いてある ハロー・パラレルワールド ハロー このままで このままで このままで このままで 渋谷のトリキバーガー
  • 2026年6月20日
    僕は行くよ
    僕は行くよ
    南天は花をつけつついないとはいないところにいるということ 死んだ人は歩けなくても見ることはできるだろうか水無月の水 思い出のそとに記憶はあるものを風にはためくコートのフード カステラは乾きやすくて本題に辿りつない感触がある 2000年にすべて終わっていたのでは クリスマスツリーの青いひかり 僕たちはザ・ハイロウズの「青春」で散文という言葉を知った カタカナでセカイと書けばセカイとは大きくなりすぎた燕の巣 落下したヒポカンパスは水草のあかむらさきにまぎれて消える うますぎるゲルニカの模写 図書室をちょっと入ったところにあった 放課後はほとんど美術室にいてひかりのような一年だった 明治には戻れないのにみずがめに猫を突き落としたのは誰だ 虚無という思想、思想という虚無が鼻のあたまをくすぐってくる
  • 2026年6月19日
    遠くの敵や硝子を
    七月は遠くから来る 選ばれたように目覚めてスプーンを拭く 18 常夜燈に火なくわたしに窓があり夜ごとちいさく息かけて拭く 33 見る者をみな剥製にするような真冬の星を君と見ていつ 40 水仙と盗聴、わたしが傾くとわたしを巡るわずかなる水 44 人と会う約束のない水曜の白き円柱ほどのふくらみ 55 八月の終わりを人はそれぞれのこころに熱い孔雀を抱いて 61 近代の長き裾野の中にいて洸とほほえみ交わすちちはは 62 鳥葬を見るように見るあなたから声があふれて意味になるまで 66 奇跡 でなければ薄塩ポップコーン 二月の朝によく似合うもの 109 この世というさびしい視野のひろがりをひえびえとして牛乳ながれ 145 夜をください そうでなければ永遠に冷たい洗濯物をください 157 地下鉄のホームに風を浴びながら遠くの敵や硝子を愛す 163
  • 2026年6月18日
    遊魔系
    遊魔系
  • 2026年6月17日
    する、されるユートピア
  • 2026年6月17日
    アナキズム入門
  • 2026年6月17日
    ヨム河
    ヨム河
  • 2026年6月16日
  • 2026年6月16日
    野村喜和夫詩集
    野村喜和夫詩集
  • 2026年6月15日
    風とマルス (塔21世紀叢書 第 256篇)
    編年体。「鴉の羽」で面白くなり、「青いジャンパー」でさらに面白くなった。 母にとっては私が家に居ないほど私はいちにちよく眠りたり ぶどうの実描きつる夕べひとつふたつぶどうの珠は仕上がりにけり ミッキーマウスの顔の不気味な構造に描こうとしつつ驚いている さすが神が集まっていないだけのことはある水無月出雲大社閑散 近代に生まれしもののひとつなる夜景の底にしゃがみこむなり ハンバーガー、チーズバーガー喉仏押し上げながら呑むアイスティー いい事が飴玉のように在ればいい春にふかれつつ漕げり自転車
  • 2026年6月13日
  • 2026年6月9日
    マヨネーズ
    マヨネーズ
    マヨネーズ頭の上に搾られてマヨネーズと一緒に生きる 夜空とか映画館とか指先が見えなくなると会いたいと思う JR線の草むら 君に会い何を聞きたい私だろう 味のない煮物を食べるこの気持ちさびしい気持ちの隣にある ビニールの傘を空から降ってくる雨が濡らして私は濡れない そういう人だと思って口紅もノートも犬も貸してあげない さよならをさよならと感じないその日の指の白いささくれ 雪が降っただけで世界に見るものが増える車の横を降る雪 立ち消えになったと思った話がより具体的になって現れる
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