良い〜！ナツコミステッカー目当てでテキトーに買っただけなのに！継続して読みます！

良い〜！

面白すぎる。光文社古典新訳文庫の凄さを感じてもいる。 岩波文庫版『存在と時間』、講談社現代新書『ハイデガー「存在と時間」入門』（轟孝夫）の2冊と合わせて読み進め中〜☕️

読書３日目にして143ページ。私にしてはかなり早い！

ほのぼのラブコメかと思いきや、思春期の人間が無邪気に振り翳す悪意や、自分に何度言い訳してもとまらない嫉妬などをかなりクリアに描き出す。いろいろあってもなんだかんだ恋愛に終着するんでしょ？と思っていたが、そうだとしても、その過程で「性愛ではなく、ただ人としてあなたを好きか」という話も出てくるし、恋愛以上に友達といる時間の煌めきを謳う。ちらちらと描かれる“親”の存在も、彼/彼女らの人格や人との向き合い方を浮き彫りにしていく。その一方で、親の物語から飛び出そうとする若者たち。がんばれ、みんな。