メメントラブドール

29件の記録
- シクロ@sicrobei2025年4月17日読み終わった最近よく名前を見かけると思い、図書館で借りた。次の一文が心にひっかかる。 "ロールプレイのような憂鬱と激励のなかにそれぞれの生活の機微を持ち寄れば、毎回同じような台詞を投げかけられてもちゃんと嬉しくなれる"
- 読書記録@records2025年4月14日読み終わった皮肉でコーティングされたような文章ばかりだと思いながら読んでいた。 辛辣な視線は周囲に対してだけでなく、時には自分自身にも向けられる。 起こってしまった出来事が身から出た錆だとわかっていても、落ち込んだり、目を逸らしたり、悪態をついてでもいないとやっていられないような気持ちになるのがすごくわかるなと、共感してしまった。読みはじめる前に予想していたよりも、好きな小説だった。 「いつだって自分を含めた誰かを無鉄砲に煽って生きている。そうしないと立っていられない場所にいるのだから仕方ない、という開き直りはどれくらいの正当性をもって響くのだろう。」p.99
- はぐらうり@hagurauri-books2025年3月16日読み終わった太宰賞。ペルソナたちがハレーションする新宿区在住20代♂、という紹介文からして令和、という感じなのだけれど。ここだけ読んだら平成時代を生きた自分とまったく同じ。ペルソナってハレーションするよね。 抱えているペルソナが違うだけで、誰もが同じ20代を過ごしてきたのだと思う。 分人主義の小説なので、新しい、というより令和版のとある若者の物語。最近の文藝賞よりもわかりやすくて良かった。
- かぼちゃ@kabocha2025年3月9日読み終わったハッ、とされる言葉の数々。 文体の面白さ、楽しさ。 知らない言葉もたくさんあり学びにもなった。 あっという間に読めるのに、読後のこのドンっと残る感じ。読んで(読めて)良かった…。 『わかっていることと受け入れることは別のレイヤーに存在していて、両者はあまりにも遠い』 ↑響きました。
- Suzuki@finto__2025年3月7日読み終わった★★★★☆ 「いつだって自分を含めた誰かを無鉄砲に煽って生きている。そうしないと立っていられない場所にいるのだから仕方ない、という開き直りはどれくらいの正当性をもって響くのだろう。」p99