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釜飯
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@yomitai
本を読む習慣をつけたくて始めました。 図書館が好きです。
  • 2026年3月8日
    どうしても生きてる
    特に「籤」が好きでしたが、全ての話に対して共感できる部分がありました。 フィクションだったらこうするだろうな、という綺麗な展開に1つもならない上に、現実無視して自己陶酔的に正義や正直を強行する人間を冷静に分析して稚拙に描く感じが、非常に朝井リョウさんらしいなと感じます。 もちろん読んで字の如く正しいことは素晴らしいことなんですが、正しくない世の中でそれらが通用しないことをもう身を以て知ってしまっているから、間違いも苦しさも見ないようにしてどうにか歩いている感じ。タイトルの通りの本です。
  • 2026年2月28日
    光のとこにいてね
    それぞれ機能不全家族に支配されており、お互いの存在が救いだった幼少期〜学生時代においては、とても良い関係性で読んでいて愛おしかったのだけれど、大人になり他人を巻き込み始めたところから愛せなくなってしまった。あんなに親に苦しめられて生きてきたのに、視点を変えたらやっていることは同じではないか。 一生会えないかもしれない相手のためにずっと1人で生きるなんて現実的ではないけれど、その決断に至る程に人生で唯一無二の相手がいるなら、他人を巻き込まずに生きるべきだと感じてしまった。
  • 2026年2月10日
    イン・ザ・メガチャーチ
    苦しくて一章ずつ読んだ。あらゆる境遇の老若男女全員に共感できてしまう不思議。孤独な中年男性の気持ちも、ディープなオタク女子の気持ちも、正確にはわかる筈ないのに、苦しい程共感してしまう。そうして感情移入している最中に国見から中毒を作る方法を語られて、まさに搾取される側の人間だなぁと思ったり。 生活してると若者VS高齢者とか男VS女みたいな対立が目立つけど、結局現代人は皆共通して寂しくて、指標を見失って困っているのかもしれない。個人的には、久保田の暴走に胸を打たれフィクションならではの展開を無意識に期待してしまっていたので、扉が閉まった瞬間が一番苦しかったです。対人関係の熱量の差を思い知る瞬間がリアルに蘇りました。
  • 2026年1月12日
    ルポ失踪 逃げた人間はどのような人生を送っているのか?
    失踪ーーそれらは現在の人間関係や社会的立場を捨て、新たな環境で別の人間として生き直すことである。 という見出しから、てっきり【理不尽な環境から脱出した人が別人として新しい人生をやり直せた話】等が読めると期待していたのだが、ほとんど【逃げ癖のついた素行不良の男性が逃げた先で同じ過ちを繰り返す話】だった。 勿論家庭環境が劣悪であったり元を辿れば何かしらの被害者である方もいたが、基本借金やら薬物やらを繰り返して最終的には逃げればいいやという思考なので、命の危機とか犯罪とかもはや逃げる以外の選択肢がないような状況になっている。 何か罪を犯したわけではないが「ここから逃げ出したい」と悩んでいる現代人の鬱状態に対してはあまり励みにも抑止力にもならない内容だと感じた。 ただ現実的に考えれば、こうして若気の至り的に武勇伝を語ってくれる人以外から【完全に捨てた過去】の話を聞くことは難しいと思う(実際まえがきに「取材対象者の発見は困難を極めた」とある)ので、一番知りたい【全くの別人に生まれ変わって新しい人生を謳歌している失踪者の人生】を知る術はないのかもしれないなぁと思った。
  • 2026年1月2日
    滅びの前のシャングリラ
    2026年1冊目の本。絶対に年始に読む本ではないよなぁと思いながら一気に読んだ。 冴えない太った虐められっ子、裕福な家の美少女、反社のおじさんからシンママ、大金持ちの大人気歌手まで、立場も人生も異なる人々が等しく同時に死ぬまでの一ヶ月をどう生きるか、という話。 これだけ書くとすごくドラマチックな気がするが、世界滅亡するかも?いや、一部はもしかしたら生き残れるかも?という煮え切らない発表から始まり、馬鹿にして平然と仕事や学校に行っていた人々がじわじわと実感してじわじわと正気を失っていく感じがとてもリアルで恐ろしかった。 近い将来死ぬとわかっていたらどう動くか、というのは何度も考えたことがあるけれど、私はなんとなく、最期くらいはと自棄になって、自分の今までの人生とは無関係の無謀なことをやるんじゃないかと考えていた。この本の登場人物も滅亡を知る前と知る後とでは人が変わったように最期を生きるけれど、先に描かれるこれまでの人生の集大成を大事に生きる人が多く、自分の人生の繋がりのなさを痛感してしまった。ただ、【そうじゃない人】もたくさんいることが露呈するお話でもあるので、とっとと世界終わっちまえ、と思ったことがある人は読んだら生きるのが少し楽になると思う。 「怖いに決まってるだろう。でもこうなる前の世界より、ぼくはずっと自分が好きなんだ。前の世界は平和だったけど、いつもうっすら死にたいと思ってた」
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