（p.5） あのひとのことを考えると、わたしの呼吸はため息に変わる。 十六歳だった。 あのひとに出会うまで十六年もかかってしまったという気持ちは、後悔に少し似ている。 眠れない夜よりも長いわたしのため息は、いつか、あのひとに届くのだろうか。

面白かった〜！　戦国武将たちが生まれ変わって現世で同窓会をやるミステリ。ライトな読み心地、でもちゃんと不穏な部分もあって、楽しくぐんぐん読めた。

（p.489） 「ハリー、自分がほんとうに何者かを示すのは、持っている能力ではなく、自分がどのような選択をするかということなんじゃよ」

少しじれったくて、甘々で、可愛かった。でも、もっと重くて切ない話が好みの私には物足りなかった。ライトな作品を読みたいとき、ちょうどいい感じかな( ॑˘ ॑* )

スタンプは好きだけど、押すのが壊滅的に下手。練習しよう😢

困ったときのハリー・ポッター。読書する気になれないけれど、何か読みたい。そんな矛盾した思いのときでも読める、私にとって貴重な本。何巻を読んでも面白いし😙

たまにチラッと見せる結衣の恋心が可愛いな…

純文学はすっかり読まなくなってしまったが、桜庭一樹さんと斜線堂有紀さんの共作が読みたくて、久しぶりに文藝を買った。

（p.204） 眠れない日が続き、誰かを憎むあまり心が荒み、朝起きるとひとりでに涙が出る。愛することがこの世で一番難しいと感じ、ここではないどこか別のところばかりを夢見て生きている。小さな工房を構えたい、一人出版社を立ち上げたい、ささやかな日常に楽しみを見いだしたい、と思っている。 そういう気持ちをわかってくれる本たちが、書店のどこか片隅でわたしたちを待っている。特に、あなたを。