死にたいって誰かに話したかった
52件の記録
amy@note_15812026年9月29日読み終わった感想生きづらさフェミニズム弱者男性南綾子の作品に出てくる登場人物はどうしてこんなにも痛々しく、それでいて愛おしいのだろうと思う。 彼女の作品はおそらく3作目(のはず)だが、出てくる登場人物はいずれもかなり難ありである。 今作もタイトルからわかるように、それぞれうまく行かない問題を抱えていて「死にたい」と思っているような人間が出てくる。 それぞれの「生きづらさ」はあるのだが、作中でシスターフッド足切り問題ついて展開されているところが好きだ。 「シスターフッド」は今やフィクションでは定番となっているし、現実にある女性差別に対抗する連帯として好意的に受け止められている。 たしかに今までの歴史のなかで女性差別に対抗してきた女性たちはシスターフッドと称される連帯があっただろうし、現在もシスターフッドというこの社会をともに生き抜く仲間や共闘する仲間の存在はある。 ただシスターフッドは女性なら誰しも発生しうるものだろうか、とも思う。 私はシスターフッドが扱われるフィクションは大好きだし、現実の社会でも女性差別の撤廃を目標に活動している女性たちが対談したり、共同でイベントを開催したりとシスターフッドが煌々と輝く場面は勇気をもらえるし、女性として心強さもある。 でもその「シスターフッド」は本当に女性なら誰しもが開かれているものなのか、と言われると首をひねる。 作中で奈月が発したように女性同士の相手を労ったり、変化に気づいたりするケア的な要素を多く含んだ会話が苦手な女性はシスターフッドに入れてもらえるのだろうか。 私の考えるシスターフッドというものは、そういったなめらかなコミュニケーションやケアをしあうだけのものではなく、女性差別の呪縛から女性を解放したい、されたいという思いを抱えているのであれば、そのあいだにコミュニケーションは必ずしも発生する必要はないと思っている。 しかし、女性ならこういうコミュニケーションができるはず、ケアができるはず、という言説は女性間でも、特にシスターフッドを熱く支持している人のなかでも、かなり根強いものに感じるし、それらが苦手な女性は存在しない、ゆえにできない人を排除しているということに思い至ってないのではないだろうかとも思う。 そこに切り込みを入れた展開はこのシスターフッド称揚激しい時勢ではかなり稀有なものだと思われるし、どんなコミュニティにもなじめない人の存在をとらえていることが南綾子の強みだ。 すごくきらきらしていて、まぶしくて魅力的だけれど、私の物語ではないと消沈してしまう作品も多いなかで、人間がもちうる痛々しさをとらえ、それでも必死で懸命に生きているのだと描くことで、どうにか報われてほしいと願えてしまうような魅力ある人物たちにこれからも魅了されていくのだと思う。


m-y読書記録@reads_m-y2026年9月9日読み終わった生きづらさを抱えるアラフォーの奈月が『生きづらさを克服しようの会』を立ち上げる。やがて集まった仲間たちと月に2回の『生きづら会』を通して、お互いの生きづらさを共有する。 私自身も生きづらさに悩むことがあります。その事を人に話した時に理解を得られなかった事を思い出しました。それもまあまあ辛かったです。 そんな私も『生きづら会』に参加したいです。
こむぎ@Me12342026年3月25日読み終わった親から、周囲から、いろんなものを背負わされて生きづらくさせられている登場人物たち。話すことで向き合えたり解消されたりすることもあるし、話せないとわかってくれる人がそばにいることが支えになることもある。


ほんね。@Honne_03302025年5月29日読み終わった過去の辛かったこと、悲しかったことを茶化さずに真剣に話せる人や場ってそうそうない。 死にたい、ってふとした時に誰もが抱く感情だと思っていて。 慰めも同情も何もいらないから、ただ聞いてほしいことってあるよなって思った。 とにもかくにもタイトルが良い。 『死にたいって誰かに話したかった』 声に出して読みたい日本語。 私は、自分の話を茶化しちゃうからだめだ。いつからこうなっちゃったんだろうな。 茶化さず誤魔化さず、ちゃんと話せる日がくるのかな。くるといいな。






- ビビビばばばブー@reads_ykzw2025年4月16日読み終わった感想どの人物のエピソードも私の一部と被っているようで苦しかったな。生きづらさの根っこに親の存在があった親も生きづらい人だったり他人事じゃなかった。 生きづら会があってゆっくり少しづつ折り合いつけていく皆んなのストーリーが良かった












































