ビールと古本のプラハ
12件の記録
よろこびイサンディ@yorocobi_isandy2025年11月5日読み終わった続編という性質上、期待こそしていなかったが、やはり『プラハの古本屋』の方が良作であった。 その前作に比して、ということであって、本作も決して駄作ではないことは早急に言い及ばねばなるまい。 続編である本作が長く白水社から刊行されていたことから、前作を知らぬまま、本作のみ読了している諸賢もおられると推察する。 さような読者であれば、『プラハの古本屋』も読み終えて欲しい、と強く勧める次第である。 後半部にハヴェル大統領の名前があり、はたと気づく。 このハヴェル大統領は『力なき者たちの力』の著者ではなかったか。 文明の利器に頼りつ、NHKのEテレに於いて、取り上げられた著作の著者だとの事実に突き当たった。 まだ、入手していなかった『力なきものたちの力』も早速、手に入れた。 ただ、読了の約束はしないことにする。 なぜなら、積読本が多くあるからだ。 少しばかりの間、『プラハの古本屋』から『ビールと古本のプラハ』へと順に読了できた幸福な余韻に浸りたい。



よろこびイサンディ@yorocobi_isandy2025年11月3日読んでる先般、読了を迎えた同じ著者の著作である『プラハの古本屋』(中公文庫)に、ある種の感動を覚え、以前から積読にしていた本作を引き摺り出し、途中まで読んだ。 旧ソ連を端緒としたペレストロイカ、それがドミノ倒しのようにチェコへと波及したビロード革命。 社会主義国家が倒れた民主化革命の直後、ないし数年後まで記載がある。 『プラハの古本屋』の続編ではあるが、その大きな時代背景の変遷から一般に想起される続編とは一線を画す。 著者自身の『プラハの古本屋』の時代の方が良かったという懐古的な気分が吐露される場面が散見され、何かともてはやされる民主化の異なった側面を見た気がした。 本作は『プラハの古本屋』に比して、古本屋や居酒屋の実名が多く公表されている。 そのため、もし、『プラハの古本屋』を一読ののち、チェコへの旅の計画を練る諸賢がいたならば、本作も勧めない訳にはいかない。 ただ、現存しているか、については、再度、調査を要するかもしれない。 既に半分を読んだ。 今月中の読了は無理からぬことであろう。 このあとも読み進める。


松永@Ma27ga1900年1月1日読み終わった@ ウ・ズラテーホ・ティグラ当時の古本屋事情がわかる本。今年プラハを訪れてみたがここに載ってる本屋はほとんどないように見えた もっと前の古本事情は『プラハの古本屋』が詳しい










