あつあつを召し上がれ

15件の記録
- みくら@mikura7272025年4月6日読み終わった祖母の介護、プロポーズ、別れ話。それぞれの主人公たちの人生の節目には、美味しい料理が寄り添っている。六篇からなる短篇集。 どの作品も切なさと、それでも生きようとする希望のひかりが満ちていて美しいし、なにより料理の描写が美味しそう。特に、奥能登の旅館で離別前の最後の晩餐として松茸フルコースを一緒に食べるカップルの話「さよなら松茸」が心に残りました。
- 猫@mao10122025年3月7日かつて読んだ『美味しい物を食べている時が、一番幸せなのだ。嫌なこととか、苦しいこととか、その時だけは全部忘れることができる。』 『食べ物』に対する意識や価値観の違いは、案外とても大きい。 七つの物語のそれぞれに、あたたかさと慈しみが溢れるように込められている。 あつあつの食べ物たちに、思いを込めて、あつあつのうちにその美しい食べ物たちをぺろりと頂くのだ。