ムーンシャイン
32件の記録
しゃけ@salmon2026年2月22日読んでる『パリンプセストあるいは重ね書きされた八つの物語』を読み終える。 語彙も表現もモチーフも難解で、すんなりとは読み進めさせてくれない。 八つの物語が全体としてどんな意味をなしているのか、読み終わった時点でも私に説明できる自信がない。なんとなく読み取ったその「意味」みたいなものは別になんのことはなく、読み手であるこちらが作り出した恣意的な像なのかもしれないし。仮にそうだとすると、それは■の列から半ば恣意的に八つの物語を抽出するというこの話そのもので行われる行為とパラレルだな〜とも思う。考えすぎか。わかんない。 他の方のコメントをみる限り、これボルヘスオマージュなんですか?!それもわかんなかった。情報科学の前提知識やらボルヘスやら、ハイコンテクストな読みが求められますね……ボルヘス読んでから読み返すとまた読み方が変わるのかな?







mikechatoran@mikechatoran2025年10月2日読み終わったとてもおもしろかった。「パリンプセスト〜」は字送りをしないから■になったという冒頭で頭の中が一瞬?だらけになったけど、なるほどそういうことかと。あいかわらず斬新な発想にうなる。「遍歴」もおもしろかったし、「オリジナルのローラ」はあとがきによれば問題意識があって書かれたもののようで考えさせる。円城塔を読んでいると、かけはなれているようで人間について考えさせられるのが興味深い。と同時にロジカルな展開がクセになる。




gato@wonderword2025年8月20日読み終わった表題作「ムーンシャイン」を読んでしばらく寝かせていたが、「遍歴」「ローラのオリジナル」を読む。どちらも『コード・ブッダ』のプロトタイプのように思える。画像生成AI利用者の倫理観をめぐる「ローラのオリジナル」は完全に今の話で、テッド・チャンの「ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル」や飛浩隆の『グラン・ヴァカンス』の未来は目と鼻の先だと突きつけられる。



gato@wonderword2025年7月25日読み始めた『コード・ブッダ』を読んで、円城さんも随分とわかるように書いてくれるようになったんだなぁと思っていたので、初っ端「パリンプセスト」から、あ〜これこれ!と懐かしくなってしまう。とはいえ、こんな真正面からボルヘス・オマージュやっていたとは知らなんだ。だから「パリンプセスト」はまだわかった。「ムーンシャイン」は『Boy's Surface』ぐらいわからんw
いあに@IANI832025年6月4日読み終わってしまった…。発表時期が前のものから並んでいるようなので、多分最後の話から読んでいった方が円城塔に慣れていない人には読みやすいだろう。とはいえローラのオリジナルはちょっと気持ち悪い話で、でも画像生成AIが何をもたらしたか何をもたらすのか、が現実的悲観的に描かれていて考え込んでしまった。(最後の最後、キメずに逃げたな、とは思いつつ)“動画らしい映像をつくるためには、動画らしい静止画を用意する必要がある。動画として静止画を眺められるようにするには〜”の下りは確かにそうかもしれず、多分逆もあり得るのだろうし、何もかもが動く日常の中で絵を描く行為をしている私は動画の中で自然な静止画をそのために演技をする静止画を描いているんだろうか。円城塔の話には何書かれているか全然わからないのに立ち上る風景や感情があって面白い。というのを感じられる短編集だった。
















