若き詩人への手紙・若き女性への手紙
13件の記録
たまのきゅうか@yutomsm2025年11月18日p.38-39〈実に実に正気に満ちた水が、古代の水道を伝って大都市の中に流れ入り、数々の広場の石の白い皿の上に踊り、ひろびろとした大きな水盤の中に拡がり、昼はさやさやと鳴り、夜はそのざわめきを高めるのですが、ここの夜は大きく、星々に満ち、風にやわらかです。それにまたここには庭園があります、忘れることのできない並木道や石段があります。ミケランジェロの考案になる石段、辷り落ちて行く水に型どって、ーーひろびろと傾きながら一段は一段と、波から波が生れるように造られた階段があります〉 リルケのローマ描写。
たまのきゅうか@yutomsm2025年11月14日@ 自宅リルケはイロニーを避けるようにと言う。他者を風刺すること、真実を隠してわざと違うことを言うこと。それは自分の中の真の感情的体験の表現を弱らせてしまうのだと思う。
たまのきゅうか@yutomsm2025年11月13日p.15「自らの打ちへおはいりなさい。あなたが書かずにいられない根拠を探ってください。」 p.15-16「あなたの生涯は、どんなに無関係に無意味に見える寸秒に至るまで、すべてこの衝迫の表徴となり証明とならなければなりません。それから今度は自然に近づいて下さい。それから人類の最初の人間であるかのように、あなたが見、体験し、愛し、失う物を言うように努めてごらんなさい。(…)だから一般的なモチーフを避けて、あなた御自身の日常があなたに提供するモチーフへとのがれて下さい。あなたの悲しみや願いや、過ぎ行く思いや、何か一つの美に対する信仰などをえがいて下さい」 普通に実践的なアドバイスだ。








