ひどい民話を語る会
11件の記録
時雨崎@rainstormbook992025年10月13日読み終わった京極夏彦ほか、民俗学や妖怪に造詣の深い名だたる方々が「ひどい民話」を語る。対談を記録した形の本なのでサラサラっと読める。 物語や昔話とは違う、寝しなや囲炉裏端でお婆ちゃんお爺ちゃんが聞かせるような、その場のノリで盛り上がればそれでヨシみたいな雑な誇張をするの民間で語られる民話。 もちろん子供の大好きなうんこや屁の話が頻発するし、オチも適当。艶笑譚は敢えて抜いているそう。それにしてもよくもまあ次から次へとひどい話が…屁っぴり嫁は子供の頃に読んだ記憶あるけどギリギリのマイルドさだったんだな。 「お爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯へ」の前段で、厠の茅葺屋根を修理しようとした爺さんの足元の屋根が抜けたせいで便所に落ちて、婆さんは糞まみれの服を洗濯に、爺さんは屋根の修理のために芝を刈りに とは知らなかったなあ…あまりに披露しにくい雑学。 このくだらなさが面白い。 最後に「そんなどうでもいいものが後世に伝えられるなんて、素晴らしいことではありませんんか」という京極先生の言葉に和む。



うみうし@umiushi03052025年4月11日買った読み終わった@ ところざわサクラタウン京極夏彦×宮部みゆき 朗読イベント「春宵(はるのよい)~ストーリーテラー~」の物販で購入。 かちかち山の復讐がなくて婆汁にされて食べられるだけで終わる話とかびっくりした。








