ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと

17件の記録
- ゆう@suisuiu2025年3月10日まだ読んでる朝読書メモ ・ボルネオ島の焼畑稲作民カリスの農耕カレンダーは、星と帽子。夜、空高いところにある三つ星を見上げた時、被っている帽子が後ろに滑り落ちるようになったら種蒔きをするらしい。 ・プナン民族の性行為の起源は森の揺れる木々。どうやら木が揺れた後に新しい木が生えてくるっぽいぞとインスパイアされ、木の真似をしてみたことがはじまりと言われている。
- ゆう@suisuiu2025年3月6日まだ読んでる寝る前にちょこちょこ。 インディアンの村を視察しにきた白人が、贈りものを自分のものとし部屋に飾ったことを貶した話が面白かった。贈り物は循環させていく。流れをつくらないと社会が滞っていく。それもなんとなくわかる気がする。 村の子どもたちは大人が何かくれると「俺の!」「私の!」となるけれど、親が厳しく怒る。ので、民族生まれながらの素質とかではない。相手に対して「ありがとう」じゃないもっと深いレベルでの循環意識が当たり前に根付いている。おもしろ〜い
- ゆう@suisuiu2025年2月17日まだ読んでる寝る前に2ページずつくらい読んでるので亀の歩み。プナン族の言語には「反省」にはまる語彙がない。けど「後悔」という語彙はあるらしいのがおもしろいなと思った。 コミュニティで何か問題が起きれば個人を責めず環境側の工夫を考える。というか、何か起きても完璧な解決策は考えない。けど問題があれば会合は開く。顔は合わせるけど徹底主義ではない。 「反省」は成長や発展などの資本主義的考え方と接続する、というような記述にどきっとした。反省はしないけど後悔はする。その方がきちんと感情を味わっているようにも思う。 あー、というか、後悔は悪で反省は善、と無意識に思っていたところがあるんだな。