破局
16件の記録
鯖@41sui2026年6月21日読み終わった無機質で淡々とした男性的(と言っていいのかな)な語り口調が印象的な小説。中身のない下品なテーマについて、悶々と考え、シュールに表現する主人公が面白くって何度も笑ってしまった。 ただ、主人公の認知と周りの人の認知がズレている瞬間が少しずつあって、最後のシーンで合点がいったというか必然的な出来事だったと思えたというか。一人称視点でしかないから、どこからが事実でどこからが思い込みなのか…頭もいいし、ストイックだし見た目もいいだろうに。 「俺は他人と違うことをやりたいと思いながら、一方で他人に認められたいって思いもあって、それが苦しい。たぶんありふれた苦しさだと思うんだけど、それがまた余計に苦しい。俺にしか味わえない俺だけの苦しさみたいなのは、どこかにあるんだろうか?」(p.17) 友人・膝の言葉ですが。膝のこと、脚を出した女・灯の前では知り合いと説明したシーン、なんか生々しかった。
埋没@mai_botsu2026年2月1日読み終わった横を見ると、チワワはまだ私を見ていた。そのうちに車が動いたので、チワワはすぐに見えなくなり、私はもうチワワの心配をしなくて済んだ。 嫌なのに読みたくなる作家・遠野遥
もん@_mom_n2025年4月12日読み終わった心に残る一節読書日記@ 図書館今日も朝から隣町の図書館へ。土曜日だからかいつもより混んでいる。 『教育』『改良』『破局』と読んできて、私は遠野さんがめちゃくちゃ好きだなと痛感している。 p.17 俺は他人と違うことをやりたいと思いながら、一方で他人に認められたいって思いもあって、それが苦しい。たぶんありふれた苦しさだと思うんだけど、それがまた余計に苦しい。俺にしか味わえない俺だけの苦しさみたいなのは、どこかにあるんだろうか? p.140 警官たちは私ばかりを見て、空を見ない。私は彼らにもこの空を見て欲しかった。私の願望というよりは、そのほうが彼らにとっていいと思ったからだ。空を指差そうと右腕を持ち上げたが、警官たちはそれを許さなかった。私の腕は地面に押さえつけられた。














