そこから青い闇がささやき

そこから青い闇がささやき
そこから青い闇がささやき
山崎佳代子
筑摩書房
2022年8月10日
15件の記録
  • ゆろ
    @hulot9
    2025年7月1日
  • 福藻
    福藻
    @fuku-fuku
    2025年7月1日
  • 麦茶
    麦茶
    @mugicha
    2025年6月30日
    ユーゴスラヴィアの歴史は、知ろうとすればするほど、どこにも救いがないように思えていた。大国の力に翻弄され、「普通の人々」が自民族のために多民族を迫害し、外側からも内側からも破壊されたユーゴスラヴィア。 その渦中にいながら、山﨑佳代子さんは小さな小さな希望に耳を澄ませて詩を紡ぐ。世界に気付かれない人々の声に、言葉に、沈黙に耳を傾ける。 それはどんなに難しいことだろうと思う。 人には心を麻痺させる機能が備わっているから、悲しいことを悲しいままに向き合い続けるのはとても大変で労力がいる。そして子供の心や、花や、鳥のさえずりに感じた希望を守り続けることは、たぶんもっと難しい。けれどそれが不可能ではないことを、この本から教わった。 あたたかい読後感の中に横たわるのは、「セルビアの南部のコソボ」(p.225)という表現にはっきり現れるコソボ問題。アルバニア人にはアルバニア人の経験があり、セルビア人の経験の裏側がある。そういうことを適切に語るにはどうしたらいいのか、そんなことができる人はいるのか、考えたらやっぱり終わりがない。 それでも、それがどんなに主観的であったとしても、現地を生きる人の言葉ほど重いものはないと思う。安全な場所から客観的ぶった分析を振りかざすのは簡単だよな、と学生時代の自分の浅はかさを反省する。
  • 白玉庵
    白玉庵
    @shfttg
    2025年6月23日
  • 麦茶
    麦茶
    @mugicha
    2025年6月23日
  • とめ
    とめ
    @m_ake
    2025年6月21日
  • 福藻
    福藻
    @fuku-fuku
    2025年6月16日
  • shihokoga
    @shihokoga
    2025年6月2日
  • Lusna
    Lusna
    @Estrella
    2025年4月27日
  • ぽち子
    ぽち子
    @pochi_co31
    2025年4月27日
  • satian39
    satian39
    @satian39
    2025年3月7日
    こんなに美しい言葉で、こんなにも残酷な現実を綴られた本を他に知らない
  • 悠月
    悠月
    @yzkotm38
    2025年3月6日
  • nogi
    nogi
    @mitsu_read
    2024年9月14日
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