転の声
17件の記録
文音こずむ@ayanekozumu2025年11月11日読み終わった自分が過去に行ったライブのことを考えたり、自分が出た軽音楽部ライブのことをめちゃくちゃ考えたよ。実は私はライブが苦手だから小説での熱狂がわかる これは尾崎さんの他の本も読みたいな。それに友達に勧めて感想を聞きたい。この小説での出来事を変だと言える世界線にこの世界はなっていない
喜多一馬@ktkzm2025年10月14日読み終わった母影から約一年後の作品なんですかね、これぞ尾崎世界観にしか書けないんじゃないか?と勝手に思わされました。バンドや転売の話というよりも、強烈な自我なようなものと対峙し続けるところ、自分のことばっかで嫌になると言い続けていた尾崎世界観じゃないですか!
yt@yt2025年4月10日読み終わった無観客、無配信ライブ。 この意味不明な状況がいかにして成立するのか。 転売ヤー問題を題材にして、現代社会の批評になっているのがすごい。 バンドの話なのにバンドメンバーがほぼ出てこないのも新鮮。 ギターボーカルの孤独とむなしさが切実に伝わってきた。 「アーティストがこんなに頼りないものの上に立っているということを、観客は決して知らない。」(p61) 面白かった。









JioA@bout_A_girl2025年3月24日読み終わった借りてきた@ 図書館転売がある種プレミアという価値観となり横行する世の中で 声がうまく出せなくなったバンドマンが自分の声を転売してほしいと転売ヤーに提案する。 すごい名前の著書だと思ったらクリープハイプのボーカルの方だった。 本当のバンドマンが書くライブや転売の見方や チケットを買う側ではなく売る側の目線が面白くて「転売される」=「需要が上回る」という自己肯定感の指針に振り回される主人公の心境も面白かった。 転売の先にあるのが、選択する無観客ライブというもので 発端はあるアーティストのライブ中に死人がでる事故があって、彼女は沢山の命が集まってる事に怖くなった事だと書かれていて 私達はライブに行くことによって本物のアーティストを「生きてる!ほんとに人間だったんだ!」と思う事が沢山あるが、こちらも人間で1つ命であって、沢山の命があのライブという形に集合してるんだな と改めて思った。ラストはフォーカスされてるけど、まざまざとその事を書いてるような、そうでないような。 冒頭の高速な展開からふと速度を落とした書き方の不思議なバランスのせいで、終わりがよくわからないなどういう事?とおもったけど、たぶんこれはどちらも生きてる人間で命ですよって話。

もん@_mom_n2025年3月8日読み終わった心に残る一節再読した@ 図書館来週のライブに向けて再読。図書館の自習室は読書が捗る。 p.130 これまでずっと自分を苦しめてきた音楽を、やっぱりまだ捨てきれなかった。さらには、そんな音楽によってもたらされる絶望そのものを信じている。それがとても苦しい。 p.161 音楽は伝わり過ぎるから、メロディーに溶かしさえすれば足りない言葉が歌詞となってあっさりファンの胸を打ってしまうから、やっぱり信用ならない。
はぐらうり@hagurauri-books2024年6月15日読み終わった転売されることを良しとする、というこれまで読んだことのない世界。途中までエンタメかなと思っていたが、これは純文学だった。かなり皮肉が効いているが、音楽を愛しているんだなぁと思った。 新しいことも貪欲に吸収している感じも良い。








