

JioA
@bout_A_girl
シンプリストのため本は図書館。
流行りじゃなくても本はいつだってその時の自分のタイミングで読むフィーリングで読みたい。
1ヶ月に1冊だけ買う📖
- 2025年3月24日転の声尾崎世界観借りてきた読み終わった@ 図書館転売がある種プレミアという価値観となり横行する世の中で 声がうまく出せなくなったバンドマンが自分の声を転売してほしいと転売ヤーに提案する。 すごい名前の著書だと思ったらクリープハイプのボーカルの方だった。 本当のバンドマンが書くライブや転売の見方や チケットを買う側ではなく売る側の目線が面白くて「転売される」=「需要が上回る」という自己肯定感の指針に振り回される主人公の心境も面白かった。 転売の先にあるのが、選択する無観客ライブというもので 発端はあるアーティストのライブ中に死人がでる事故があって、彼女は沢山の命が集まってる事に怖くなった事だと書かれていて 私達はライブに行くことによって本物のアーティストを「生きてる!ほんとに人間だったんだ!」と思う事が沢山あるが、こちらも人間で1つ命であって、沢山の命があのライブという形に集合してるんだな と改めて思った。ラストはフォーカスされてるけど、まざまざとその事を書いてるような、そうでないような。 冒頭の高速な展開からふと速度を落とした書き方の不思議なバランスのせいで、終わりがよくわからないなどういう事?とおもったけど、たぶんこれはどちらも生きてる人間で命ですよって話。
- 2025年3月9日余命一年、男をかう吉川トリコ借りてきたまた読みたい@ 図書館死生観が私と同じだった。独身40歳女性の主人公は癌で余命一年と宣告されて感じたのが「この先何年も生きなくていいんだ、と安堵した」。末期といえど一年。否二年三年正確な寿命がわからないなら今までの貯金をぜんぶ使おうとするも渋られ、では一年と決めて自殺するかと思っても迷惑を被る人がでてくる。1人で生きていくことも困難なのに、1人で死んでいくことも許されない。生きることを恐れていた。いつかくる貧困に怯え不安があるなかで余命一年は肩の荷がおりた。とあって共感しかなくこの本を買おうとおもった。そんな中でホストの男をかうことになる。買っても主人公の死生観はかわらなかったが、ホストという接客のプロの立ち振る舞いが「かった」事が正解だった。こんなに気持ちよく過ごせるなら財産ぜんぶこのホストに残そうと。あとはさっさと死んでしまう。それが良かった。終盤まではそのスタンスで、その死生観が私と同じで共感していた。
- 2025年3月6日杉森くんを殺すにはおさつ,長谷川 まりる買った読んでる@ 自宅大人ではなく児童文学だけど、だからといって内容が大人の私達には通りすぎた事ではない。ただ学生の頃に読んでいたかったと悔しくはなる。まるでタイトルが殺人を促すような刺激的なタイトルだが読み進めるとだんだんと主人公の折り合いの付け方や周りが接する様子に慈愛を感じている。読み切るのがもったいない気がして頭がクリアなときにすこしづつ読み進めている途中。買ってよかった。売り切れていてすぐに手に入らなかったのも納得。
- 2025年3月5日一度だけ益田ミリ借りてきた読み終わった@ 図書館未来の不安から自分の可能性や出来るのではないかという自負が、空回りして結局なんにも変えられないまま日常を送るのが、ヒリっとするけど穏やかなんだと再確認。漫画でない益田ミリさんの小説
- 2025年2月24日ランチ酒原田ひ香借りてきた読み終わった@ 図書館特殊な夜の仕事から昼が夜ご飯の醍醐味。でてくる食べ物は意図的にか、肉肉肉という脂っこいものが多くてうわぁ食べてみたいまでにはならなかった。夜の見守りという仕事の方が人間関係とじぶんとの向き合いが悲しくも淡々と書かれているのが魅力的。食べる描写も丁寧でこの本の中心ではあるかもしれないけど、その他が良かったのでタイトルがもったいないと思った。
- 2025年2月13日胃が合うふたり千早茜,新井見枝香,はるな檸檬借りてきた読み終わった@ 図書館自分の手持ちのカードを見せ合うか如く淡々とお互いの地へ行ったり来たりしながら食べている。実際の店が書かれているのでグルメ本でもあり、口コミ本でもあり、攻略本でもある。私は東京の甘露の「湯圓」が気になって仕方がない。ふたり曰く、「透き通ったシロップに、白玉が入っていて 天女のおやつみたいな、神様の国の食べ物みたいな あたたかく蕩けてしまいそうに五つ目の団子になって浸かりたい」。あぁ食べてみたい。
- 2025年2月6日樽とタタン中島京子借りてきた読み終わった@ 図書館タルトタタンが好きなので何かそこにかけているのかと思ったらそうじゃなかった。空想的でかつ表現がふわふわと地に足をつけていない印象で、おそらく私と合わないのかもしれない。けれどこの1冊で作者を判断するのはだめだと思い率直な気持ちと次へのメモとして残しておく。
- 2025年1月31日ルーティーンズ長嶋有借りてきた読み終わった@ 図書館1日常を妻からみた夫からみたのどちらも描かれたエッセイ。コロナという世界規模での生活が変わる事を最近本の一部分を担うのに少しの違和感があった。誰もが経験している事をわざわざ本にするべきか?と思ったが、私の過ごしたコロナ禍と、小さな子どものいるコロナ禍はたかが1年でも成長がとまらない子どもにとっては大きすぎる事だと実感した。今は誰もが経験していても、いつかは大昔の事で体験したことがない人間が、歴史的瞬間とは捉えずその時の日常を覗くのに身近に感じられるには本にして良かったと、なりそう。
- 2025年1月18日恋できみが死なない理由最果タヒ借りてきた読み終わったまた読みたい@ 図書館恋の話は私にはなんだか陳腐で共感できないからタイトルに恋がはいると手に取らないが、言語化の塊である最果タヒさんだったから読んでみた。エッセイ。やはりすべてがぼんやり私の中にある事を、すべて文章にしてもらっているような感覚。一部に阪神大震災の事が書かれていて、その事もまた記憶的にしてほしくないかもしれないけれど私はこの部分はとても重要に感じた。買って手元に置いておきたい。
- 2025年1月7日あたしだけ何も起こらない “その年”になったあなたに捧げる日常共感書オ・ジヘ,ハン・ソルヒ,藤田麗子読み終わった@ 図書館韓国でも日本でも独身女性の葛藤や堕落的な部分は変わらない。世の中の住みにくさや、結局1人の方が楽だとは思いつつ親の顔色だけが少しの気掛かり。昔ほど独身女性は珍しくないけどこれから自由気ままに暮らしていける保証もないのは海を超えても同じなのだと、だらだら文句言いながらも暮らしてるんだなと。
- 2025年1月7日ダンシング玉入れ中山可穂借りてきた読み終わった@ 図書館宝塚の話をする知人を理解したくて借りたが、展開も早くサクサク読み進められる。宝塚のトップスターの努力やその他宝塚に対してのリスペクトをかんじながら、そのトップスターを暗殺するのかどうなのか、そもそもダンシング玉入れって?と最後はなんでも人間のしてきた事はそういう事だといい結末だと私はおもった。
- 2024年12月27日あすは起業日!森本萌乃借りてきた読み終わった@ 図書館ビジネス本ではなく、小説。でも起業するまでのアレコレや葛藤等実寸大で語られるのは、作者が起業した事があるからこその半分エッセイのような読み応え。トントン描写にいくのは運と小説だからと思うけど、仕事について自分のキャリアを前向きによし頑張ってみるかという時にはオススメしたい。転職しても起業しても残る事を選んでもいずれも葛藤や大変な事はある。
- 2024年12月27日むらさきのスカートの女今村夏子借りてきた読み終わった@ 図書館少しの気味悪さと少しの興味がうまく組み合わさる謎な女性がだんだん普通になっていく過程を応援しつつ物悲しくなりつつ、本当の気味悪さが反転する様ともしかして?と余白を多く残す作品。お気に入りではないけど読みやすく記憶に残る点では、さすが芥川賞だと納得。
- 2024年12月18日
- 2024年11月11日ナチュラルボーンチキン金原ひとみ気になる45歳1人暮らしのルーティン生活をこよなく愛すとあるけど、その年になればルーティンが楽でそこから逸脱するやる気元気勇気がめんどうでルーティン化しているのでは?と、20歳の自由奔放な友人との物語。中年の君はどう生きるか?という見出しできになっている
- 2024年11月11日
読み込み中...