私雨邸の殺人に関する各人の視点
18件の記録
うどん@ezm4sy2026年7月29日読み終わった正統派なクローズドサークルでの連続殺人。3つの視点がテンポよく入れ替わり、キャラクターも大きな不快感なく、期待と裏腹にかなり好感触でページを捲る手が進んだ。ただプロットの爆発力不足感は否めなかったかなぁ…。1人1つずつ嘘をついているくだり、古典的な推理合戦、もっと根本的には視点の入れ替わりによって何かを覆い隠そうとしていそうな試み、どれもいいスパイスではあったからこそメインの物足りなさが。視点が犯人というのは陳腐なので他の2人にも必然性、或いは驚きが欲しかった感じがあるな。
加非@chioneko2026年7月2日読み終わった山奥の私雨邸に集った雨目石家の人々、ミステリ同好会の大学生2人、記者、遭難者2人。 邸宅に続くトンネルは大雨で土砂崩れにより不運にも邸宅はクローズド・サークルに陥り、殺人事件まで起きてしまう。 ミステリー小説の世界と見紛う状況。しかし1つ違うのは、名探偵が不在なことだった……! ミステリー小説の世界のお決まりを現実的な解釈で取り扱った作品。 名探偵なんて現実にはいない。そんな中で各人が推理していくのだが、その動機もそれぞれ。その中で、本来小説なら探偵に座りそうなミステリ研は当然ミステリーが好きだから推理を始めるのだが、現実が見えてないというか、その空気の読めなさの凄いこと。他の小説なら違和感を抱かないのに、どうして彼だけ推理を進めることに嫌悪感といっても差し支えない感情を抱いてしまうのだろう。キャラ描写がそれだけ巧みということなのか。 また、ミステリーではお決まりのダイイングメッセージに対する現実的な解釈や各人の考えも面白かった。そりゃそうだよなぁ……現実だもんな、と頷かずにはいられなかった。
形から入る読書民@kero08232026年6月19日読み終わった探偵不在と帯にあるのでどえらい変化球かと思いきや読み進めると結構硬派な印象な感じの作品。 きちんと真相に至れる要素が散りばめられてあり、トリックも大掛かりすぎない現実的な雰囲気。なのにしっかり意表を突かれる場面もあったりと最後まで楽しめた。





- ハシビロコウ@akhk-2511692026年5月23日読み終わったタイトルでずっと気になっていた作品。「カラスは言った」を読んで、同じ渡辺さんの作品ということでなおのこと。期待に違わぬ面白さでした。カラス、とはまた違ったテイストで。「女王様の電話番」もいこうかな。








