アジア「窓」紀行
20件の記録
まめご@mmg_862026年9月21日読み終わった借りてきた建築学を学ぶ大学院生だった著者が、上海からエルサレムまで「窓」を主眼に建築を見て回った旅の記録をもとに、ウェブサイトに連載していた文章を書籍化したもの。 建築物を文章だけで説明するのは難しいものだけれど、スケッチや写真もふんだんに載っていて、建築の知識があまりない私でも分かりやすかった。 何より、街のあり方や人の暮らしを見る時に「建物」「窓」という軸があるので、そこから広がる著者の思考を追うのが面白く、読み進めるのが楽しかった。 旅の終わり、歴史的建築をカスタマイズしながら今を暮らすエルサレムの街並みを眺めながら、著者は「大きなもの、歴史、聖地、宗教……そういうものは僕を魅了する。でも僕の興味は、やっぱり小さな人間たちの生活に向かっていくのだった。」と書く。 この一文にとても共感した。 私は歴史や宗教、文化にずっと興味を持ち続けていて、それはきっとまず人の暮らしに興味があるからだと思う。 長い時間の中で、それぞれの土地での人の暮らしの集積が宗教を生み、歴史をつくってきたからだ。 大学生の時、ある人に「なぜそんなに歴史に興味があるの?」と聞かれたことがある。 当時はなぜだろう…と考えて答えが出なかった。 好きなものに理由なんてない、ただ気がついたら好きだったからだ、と思っていた。 この本を読んだ今なら、「人の営みに興味があるからです」と答えるだろう。 良い読書体験になった。





もとかつ@motok_22026年3月29日読み終わった旅行記。建築メイン。 アジア・中東の各地を「窓(建築)」に着目して旅していく著者の記録。カラー写真多数。スケッチもあり。 旅行記の本はいくらか読んできたけどもこの本は「家」、しかも現地の人が実際住んでいるものがメインとなっていて、その視点が読んでてかなり新鮮だった。 建築だけな内容というわけではなく、家を通してその土地で暮らす人々の文化、歴史に思いを馳せる箇所もある。個人的には特にイスラム教圏の国についての著者の率直な感想が印象に残った。



白玉庵@shfttg2025年8月23日買った読み終わったたてもの技術と人vernacularやっと買えた。嬉しい。 もともとは、『バグダードのフランケンシュタイン』を読んでいたら「マシュラビーヤ」という窓の名称が出てきて、それを検索してweb連載に辿り着いたのだった。他に取り上げられた地域もとても魅力的で、あっという間に読み尽くす。さらに図書館で借りて読み直す。昨日やっと購入。静かな文章と美しい写真、そして建築家のスケッチによって、さまざまな地域の暮らすための知恵と工夫が伝わってくる。





























