誤作動する脳

15件の記録
黄金の産毛@ubuge2026年8月14日読み終わっためちゃくちゃよかった。脳が誤作動して日々困っていることが等身大で書かれている。レビー小体型認知症というものを全く知らなかったけど、こんなふうに感じたことあるなと思わせる素晴らしい文章力で病気について思い知らされる。想像できない大変さと、想像できそうな手がかりから何とか想像してみる大変さ。 不安や失意、ストレスがいかに身体に影響を及ぼすものか、改めて痛感する。エピローグのお風呂のエピソードで泣いてしまった。

Hinako@Lady_Hinako2025年10月11日読み終わったレビー小体型認知症の当事者が書いた本。 著者が語る「時間の前後感覚が失われていく」という経験が、とても印象に残っている。 時間の感覚が薄れていくと、「久しぶりに会う」ということも、「別れの瞬間」も、意味を持たなくなるという。そこには「嬉しい」や「寂しい」といった感情も、自然と消えていくのだそうだ。 私たちが日常の中で当たり前のように感じている喜びや寂しさが、実は“時間”という感覚と深く結びついているのだと知り、ハッとさせられた。 「私たちは、目の前にある同じ世界を見ていると思い込んでいるけれど、実際にはそうではないのかもしれない。」 この一文を読みながら、世界というものが一つではなく、人の数だけ存在しているのだと感じた。 誰もがそれぞれの知覚、記憶、時間の流れの中で生きている。 同じ場所にいても、同じ出来事を見ていても、そこに広がる世界は少しずつ異なる。 そんな当たり前のことを、改めて静かに思い出させてくれる本だった。















