暁星

暁星
暁星
湊かなえ
Audible Originals
2025年11月11日
15件の記録
  • ユヅリ
    ユヅリ
    @yuduri_
    2026年9月17日
  • 今年、というか今まで読んできた本の中でも上位の苦しさを感じた作品だった。 櫻井孝宏と早見沙織!?最高じゃん!!とか思って手を出さなければ、避けているまであったかもしれない。 お2人の朗読がとても素晴らしく、黙読するのとはまた違った感覚で情景が浮かび、それもあって苦しかったのかもしれない。 暁闇と金星で暁星。 「ただ星を守りたかった」はずりいよ……。 ⚠️下記ネタバレあります 金星の章は、暁闇での暁の手記には欠片も登場しなかった、暁が大切にしていた星子の目線。 星子もまた愛光教会に家族、人生を狂わされる宗教2世であり、人生で6度だけ会った暁との思い出が語られる。 小説家である星子が記した「フィクション」として語られるが暁の手記と同じ仮名の人間が登場し、より教会の内部が描かれる。 ずっと息苦しい家庭環境、母親の機嫌の乱高下に歯を食いしばって耐えるしかない閉塞した星子と暁の日々は同じで、どうしてそんなにも子供のことを考えずに自分勝手に振る舞えるのだろうかと思ってしまう。 自分だったら言い返すのに、殴りつけてやるのに、そう考えられるのも穏やかな環境で育ててもらったからだろうか。同じ環境にいたら、そう思うこともできないのではないか。 それでも、星子から見た暁の優しさやユーモア、2人だけだから楽しかった一瞬の邂逅が描かれ、暁の人生がただ暗いだけのものでなかったことがわかったのは嬉しい。 それから星子の小説が素晴らしいものであったのは前提ではあるが、販売部数が伸びたことの理由として販促に教団が大きく関わっていることが母から告げられるところは、もう誰を信じたら良いのか、自分の力も信じられなくなるような、足元の力が抜け視界が暗くなるような感覚があった。早見沙織の朗読あってこそだと思った。 本当に強い2人だ、得られたはずのものを得られず、ただ失うばかりだったのに、互いを思い、より多くの弱者の救済に目が向くように、巨大すぎる組織や社会の問題に一石を投じた。 扱いにくいテーマを取り扱った湊かなえの文章には、作中の金谷灯里のような覚悟を感じられた。 おそらく元になっている安倍元首相殺害事件に関する書籍も読みたいと思う。
  • 櫻井孝宏と早見沙織の朗読!?!?となり、さらには湊かなえがオーディブル用に書き下ろした作品ということなのでちょっと聞いてみるかと聞いてみたらはちゃめちゃに良く、移動中にどんどん聞いてしまう。 暁星とは夜明けの空に消えずに残っている明けの明星、すなわち金星のことであり、今年は金星に纏わる物語に触れることが多いなあと聞き始めてから思った。 櫻井孝宏が朗読を担当する「暁闇」の章を聞き終わった。 いわゆる宗教2世の話であり、家族や己の人生を狂わせた宗教組織の重要人物と思われる政治家を殺害した永瀬暁が拘置所で記した手記、という形で話が進む。 手記は週刊誌で連載され、連載が進むと小説家であった暁の父を知る人物が面会に現れたり、情報が寄せられたりと、徐々に父・出版社・母・宗教組織の繋がりが明らかになっていく。 都度挟まれるsns上の反応も嫌なリアリティがある。 淡々と暁の人生や父母弟に関する記憶が語られていくが、櫻井孝宏の朗読がめちゃくちゃに良い。 暁の闇、憎しみ、苦しみが鬱屈とした声に乗っており、まさに独白という感じで聞き入ってしまう。 全体的に暗い話だが、弟のことや仲が良かった技能実習生との話では少し穏やかな顔をして書いているのだろうなと感じられる。そういう描写があるわけではないのにそう思えるのも、朗読の良いところだ。 後半の金星は早見沙織の朗読なので、ここからもとても楽しみ。
  • じゅん
    じゅん
    @komachie6
    2026年9月4日
  • 憎むべきは…
  • みひろ
    @316
    2026年8月1日
  • 猫一
    @yomnko1
    2026年7月22日
  • ゴコ
    ゴコ
    @goko1810
    2026年7月9日
  • そら
    @Aotake
    2026年6月15日
    聴了。 何の出来事がベースになっているのかはすぐにわかった。 けれど、読み進めるうちにそれは気にならなくなってひとつの物語に没頭していった。 前半と後半で視点が変わる。どちらも基本的には一人称視点なので、語られている部分と語られていない部分とが絶妙な塩梅。最初に持った物語のイメージがどんどん変わっていった。 レビューを見ていた時、「すぐに初めから読み直した」「2.3回読み直した」といっている人をよく見かけていたが、納得。これは、最後まで読んだ後にもう一度最初から読んで、「あぁ、この時こうだったのね」と噛み締めたくなるお話だ。 それにしても、この2人をここまで追い詰めたものはなんなのか。 物語はここで終わっているけれど、この後どうなっていくのかがとても気になる。 願わくば、組織に絡め取られている人たちが救われますように。 現実でも、被害に遭う人が少しでも減りますように。と願わずにはいられない。
  • もう一捻りくらいあると思いきや、割とシンプルにゴール。辛い話だが透明感や救いもあって、綺麗にまとまっている違和感もあったが、広く届けたいという意図にも感じた。
  • そら
    @Aotake
    2026年6月9日
    元になる事件の衝撃がまだ残っているからとても興味深く読み(聴き)進めています。
  • 本屋大賞にノミネートされていたけど、湊かなえは数冊読んで暫くはいいかなという気持ちだったのでスルーしていた。が、宗教二世の話と聞いて俄然興味が…! めちゃ引き込まれるけど、親のセリフがキツい。文字で読んだ方が良かったかも。
  • イベラ
    イベラ
    @ibera6575
    2026年6月8日
    優しい子ども、宗教にのめり込んだ親、辛い…
  • ぽいじ
    ぽいじ
    @poiji
    2026年6月6日
    湊かなえって、ウダウダ考え込む人の描写めちゃくちゃ解像度高いなぁ。 最後に見え方が反転する構成も相まって、めちゃ面白かった。
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