文庫版 死ねばいいのに
59件の記録
niwa@niwabun2026年8月18日読み終わったaudible私がどれだけ性根の腐った意地汚い人間だったとしても、人殺しに「それおかしくないです?」みたいなこと言われたら「人殺しに言われたくないが!?!?」ってなるけど、 それをぶつけても絶対「人殺しなのは事実ですけど、それって今してる話しに関係あります?」みたいなノリで言い負かされそう。悔しい!!!!!




バンブーイン・ブルー@_____tk_2026年8月14日読み終わった2026年8月14日、読了。 渡来健也、君は現代の憑き物落としのようだね…。 アサミの周りの人たちが自分の話しかしないというところや、悩んでる事柄、思考が自分に当てはまっていろいろ効いてくる…。 映画を観ているので知った上で読みましたが、映画での映子と原作での健也は同じであって同じではない。でもどちらも核心を突いてきてハッとさせられる。 うーん、アサミって怖い…。

yomitaos@chsy71882026年7月17日読み終わった@ 自宅昨日映画版を観てきて、原作を読みたくなったため再読。会話劇の本作から極限まで会話を削って、成り立たせるのに必要な最小限の言葉だけを使って構成されていた映画だったことが改めて分かる。渡会の「人であってあらざるもの=妖怪」っぽさが主演の奈緒によって上手く表現されていたし、なにより原作では一度も出てこない鹿島亜佐美(演・伊東蒼)をビジュアルとして観れたのが嬉しい。亜佐美の分からなさが加速する。渡会がこの人のことを知りたくて嗅ぎ回るのはよく分かる。私も亜佐美についてもっと知りたい。 映画単体で観ると、背景情報が足りなさすぎて「理解」以前に「把握」ができない問題があると思った。原作における、渡会の対話者が自分の話しかしないという言葉への納得感がないのが大きな問題かなと。(映画ではそれほどテキストボリュームがないので) 渡会という妖怪、または鏡によって対話者が自ら追い詰められていく様が原作の見どころのひとつだが、そこが映画では弱かったように思う。逆にそれが効果を発揮したのは、亜佐美の母のシーン。映画では5分もないくらいに圧縮されていたのだが、演じる田畑智子の薄っぺらい号泣模様を淡々と映すだけで、母であるこの人が一番亜佐美のことを知らないのが分かるように演出されていて見事だと感じた。(田畑智子の演技が凄いから薄っぺらさが伝わるのであって、下手だから薄っぺらいというわけではない。断じて。) はじめて原作を読んだのは15年前で、その頃の自分は渡会に何も反論できなかった。彼が放つ「正論」は強固で、太刀打ちできなかった。今の自分なら対等に渡り合えると思って読み直したのだが、やはり何も言い返せなかった。まったく成長していない。そもそもいい大人が成長なんてしないと思っているけれど。 「死ねばいいのに」って、そう思える相手が目の前にいないから言える言葉でもある。例えば現在の首相や与党の人間に対して私は「死ねばいいのに」と気軽に口に出すが、目の前にいたとしたら流石に躊躇する。むしろ気軽に使うから許される言葉で、本気で使われるべきではないのかもしれない。 渡会は対話者を目の前にして「死ねばいいのに」とつぶやく。別に相手に対して呪詛の念があるわけではない。「そんなに今の人生が嫌だというなら死ねば?」という、気軽な気持ちで口に出された言葉だ。でも大抵の人は「嫌だ、死にたくはない」という。そういうものだろう。主体的に、能動的に死にたい人はそう多くない。 渡会もそう思っているから、簡単に「死ねばいいのに」と口に出す。けれど亜佐美は「死にたい」と言った。「殺して」ではない。 今の人生が幸せだという彼女は「死にたい」と言う。今の人生が嫌だという人たちは「死にたくない」と言う。なんだか矛盾している気がする。渡会が亜佐美の分からなさに途惑うように、読者も人の分からなさに途惑う。 「相手の気持ちになって考えなさい」などと簡単に言うが、相手が本当はどう思っているかなんてぜったいに分からない。分かった気になるだけだ。もしくは、そう決めつけるだけ。 渡会は事実を求めているのであって、真実にはさして興味がないんじゃないかと思った。真実は人の数だけある。亜佐美についてそれぞれが語ることは、作られた真実だ。人は主観によって、捻じ曲げて構築する。渡会は亜佐美について様々な人から話を聞くなかで、「それは違うんじゃねーの?」と厳しく突きつける。 渡会は鏡と先ほど言ったが、ただ反射しているわけではないのかもしれない。言うなればプリズムか。真実の数だけ事実が屈折して乱反射する。結果、ほんらいの亜佐美の姿が見えなくなる。それを渡会が集約していっている。私にはそのように見えた。 渡会が「君は人殺しだ」と突きつけられる最後、彼は安心したように目を伏せる。なぜなら、それは事実だからだ。何も屈折していない。誰かの歪んだ真実でもない。渡会はとても「まっとう」な人間だと思う。
りるこ@Riruko2026年6月18日読み終わった解説の辻村先生の「強制的な救済」という言葉がたいへんぴったり合う話だった。 人間の嫌な部分の煮凝りのような人物たちばかりであるけども、じゃあ自分はそうじゃないのかと自問すれば絶対にあるものでもあるから、他人を通して自分をずっと見据えているような心地でページを捲ってた。 アサミという人物何を考えて生きていたのか分からないままに終わったけれども、表紙を飾るのが裸体の菩薩なのは色々考えてしまう。 ケンヤの殺した動機に関しては分からん…と思いつつも、魍魎の匣にあった「魔がさした」が近いのかな。

か誌子@nouZen2026年6月11日読み終わった2026.7月ロードショウの報に触れ、そういえば読んでないかも? と。 発売当時、物理と電子と同時で話題になってたのがこれか。 標題の使い方がすばらしい。なるほど、そうくるか。 解説まで読んで、でもそういうの陰でも内心でも思う時、それは自分に向けられることがあるというのを認識した上で思うのではないだろうか。
たこちゃむ@meissa_vela2026年6月8日読み終わった責められてるわけじゃないのに純粋な好奇心を向けられて徐々に調子を崩していく登場人物の心情につられるみたいにページを捲る手が早まっていく。勝手に感情移入して焦ってやんの。 人間の嫌な部分がたくさん詰まってる、自分にも少し思い当たる気持ちがあるから焦ったのかも。いやわからんけど。 百鬼夜行シリーズとか巷説百物語シリーズのように難しい言葉が出てこないからするする読めて感動すら覚える。 これ、過去に舞台でやってたよなあ、観たかったなあ…

鋏✁@hasami_choki2026年5月15日読み終わった借りてきた初めての京極作品。比較的短いから読めますよ!と勧められ借りてみる。渡来健也が死んだ亜佐美のことを知るために、亜佐美と関係があった不倫相手の派遣先の上司、隣人、恋人のヤクザもどき、母親、そして警察に話を聞きに行く。とにかく健也は不愉快で不遜な態度で話を聞きに行くので、神経を逆なでされた話し手たちは激昂する。読んでるこっちもイライラしてくる。不遜さは鋭く相手の意表を突き、幼稚なというべきか、純朴なというべきか、鋭利な言葉で刺してくる。「死ねばいいのに」と。話が通じるようで通じない感じがとにかく不気味だった。
- 健康@kenkou_1232026年4月16日読んでる男の言葉が自分に向けて言われてるみたいで苦しい。はやく続きを読みたいんだけど上記のような理由で残り4分の1くらいで止まってる。 でもとても面白いです。
- 健康@kenkou_1232026年4月16日読み終わった読んだ! 女のことが何もわからない状態から、主人公も固定しないのに、色んな人との対話形式だけで少しずつ女の輪郭をはっきりさせていくのがとても気持ちよかった。情報の出し方がすごく上手なんだと思う。そんなの可能なんだ!?みたいな。 登場人物たちを通して自分が見透かされているように感じて怖かったけど、それも面白さの一因かなと思う。 ただ、大学にいたときにこれ読んでたら自殺してたとは思うので、今読めてよかった。 最後まで読んだ読了感はあるのに、結局アサミのことは誰も知らなくて、私たちもわからなくて、そこがすごくモヤモヤする。不快感とかではなくて、いつまでもこの話が頭に残り続けている。 解説で辻村深月さんが言ってた「本書による強制的な救済」っていうのが全てだと思う。 面白かった!



よしい@Yoshe2072025年9月11日読み終わったこれまた多分10年以上積読だった本。例によってどうしてそんなに長いこと読まずにいたんだと後悔するぐらいおもしろくてページを捲る手が止まらず、ゆっくり読み進めるつもりがあっという間に読了してしまった。世間一般的な上辺や建前の言葉を、秒でぶっ壊して噛み砕いてシンプルに再定義してしまうやけにさっぱりした語り口の男が、ある目的のために複数の人物と対話してある意味彼らの「憑き物落とし」をしていくような物語。なんだけど、シンプルな定義に置き換えられたことによってかえって人間にとっての善とか悪とか幸とか不幸とかってつまり一体何なのかわからなくなってくるような感覚にさせられる。言葉で相手の深層心理を浮き彫りにさせていくという手法は共通してても、京極堂や巷説とは明らかに違う読み味がして、味付けの違う同じメニューの食べ比べみたいな楽しさもあった。

離乳食@munimuni2025年4月2日かつて読んだ「死ねばいいのにと言われて死ぬ奴はいない」みたいな話か〜と油断してたら最後とんでもないものを見て、最近なぜか思い出してはずっと風邪ひいてる、それにしても「死ね」じゃなくて「死ねばいいのに」って不思議な言葉だなと、辻村深月のあとがき読んで思ったり……




kumi@mokimokiwakiwaki2025年2月5日読み終わった「みんな自分の話ばかりで被害者アサミのことを何も知らない、文句ばかりで動くこともしないなら、死ねばいいのに」 衝撃的な結末で読んでる途中に驚きの表情が隠せず…笑 今を幸せと思うか不幸と思うかは、自分次第なんだなと学んだ。 昨年の12月の分。2/5に読み終わった
まお@mao_ssss2022年2月5日読み終わった京極夏彦の文体を体験するためにとりあえず薄い本を…と思って手に取った1冊。若者ならではの話し方、態度がとてもリアルで驚いた。京極先生、おいくつですか……。ネタバレになるので詳しくは言えないけど、本当に死が迫ってきた瞬間、私は笑えなかった。寒気がする。
のすけくん@nosuke2151900年1月1日かつて読んだ@ 自宅当時読むのを大変楽しみにしていた本。 とても面白く、1日で読み終えた。 しかし、寝る前にこの本のことを思い出して何故か猛烈に怖くなり、悪寒がした気がする。





































