月は幽咽のデバイス

月は幽咽のデバイス
月は幽咽のデバイス
森博嗣
講談社
2003年3月15日
36件の記録
  • Jen
    @Jen-A
    2026年5月23日
  • Jen
    @Jen-A
    2026年5月22日
  • @s_ota92
    2026年4月22日
    p17 「シンプルな返答だ。森川素直という男は、そもそもシンプルな人格なのである。当然ながら、友人たちからは「すなお」と呼称されている。」 p28 「「それそれ、もちろん、知っていますとも。月夜のバンパイアでしょう?」」 p28 「そもそも、噂話とはいうものは、荒唐無稽なほど伝播が速い。広まるほど、ますます荒唐無稽に磨きがかかる。」 p28 「「完全燃焼すれば、煙は立ちませんけれどね。」」 p32 「大きな真空管や黒いトランスがシャーシから突き出し、その同じ配列が何度も繰り返されている。この状況を絵に描きたかったら、コピィ・アンド・ペーストを多用することになるだろう。」 p46 「「ジャン・リーレムですね。」」 p51 「こういった会話の内容が厭味に聞こえるとしたら、それは心が貧しい証拠であろう。」 p59 「「偶然のうちの半分は、人の努力の結晶です。」」 p62 「ピンクあるいは紫色に光っていた西の空は、おそらく自らの意志とは無関係に、既に深いブルーに変色していた。こういった時間帯には、あらゆる存在に戸惑い、そして、ほとんどのものを切り捨てられる気分に襲われるものだ。それを勇気だと錯覚する幸せ者もいる。」 p75 「十というのは、もともと大してきりのいい数字ではない。」 p76 「「少なくとも、親友になるのは。」紅子は言った。「恋人になるよりも、ずっと難しいと思う。」」 p93 「むしろ、毎日別人の紅子が生まれているとさえ、思えるくらいだ。昨日の紅子に反発して、新しい紅子が作られる。」 p96 「白と黒、天使と悪魔の色だ。その対照的な雰囲気がさらにコントラストを強調して、彼女たちを美しく見せる。」 p97 「「なんだか変。酔ったのかしら。今、隣の部屋で、グラスを落としてしまって、暗かったから……。割れてしまったみたい。あとで、兼元に掃除をさせなくては……。」」 p102 「「月夜がいけないんだって。」」 p113 「オーディオ・ルームには、紅子と保呂草の二人だけになる。そう、生きている人間は二人だけだった。」 p127 「否、そう思いたいのだろう。思いたければ、思えば良いのだ。」 p140 「七夏の娘と、紅子の息子は、実は兄妹なのである。父親が同じなのだ。」 p143 「こういう場合には、自分たちは酔っ払っているのだ、という普段とは逆の認識が一種の精神シールドと化し、人間は羞恥心を簡単に弱めることができる。誰でもが持っている能力だ。」 p159 「「ごめんなさい、私、ちょっと今夜、頭が痛くて。こういうときって、何かを壊したくなりません?何でもいいから、近くにあるものを叩き壊してしまいたいの。」」 p163 「「さあ!そろそろオオカミ男が出るぞう。」練無は押し殺した声で勢い良く言った。「次は、満月だし。」」 p165 「つり合っていないはずなのに、つり合っている。」 p173 「また、犬の遠吠えが聞こえる。唸るような高い声。見上げると、いつの間にか、竹林の上に、白い満月がぼんやりと光っていた。」 p182 「PPMの単位が必要なほど薄い。」 p199 「「実は、この篠塚邸を設計したのは僕なんですよ。社長に依頼されましてね。もう、六年か七年もまえになるね?」」 p205 「「何故か、0って、1に一番近い数字ですものね。」」 p208 「「堂々廻り。」」 p211 「「そうかしら……。新しい情報だけで、新しい発想があるなんて、思えないわね。情報は思考を限定するだけです。発想に必要なものは……。」」 p213 「「どんな状態になろうと、誰も、私を哀れむことはできません。」紅子はそれを微笑みながら、実に優しい口調で話した。「私が私を哀れまないかぎり。」」 p218 「コンタクトレンズほど軽く、秋を想わせる風が吹く夕刻。」 p219 「小学校六年生になる紅子の長男、通称へっ君も、休みはだいたい独りで図書館へ出かけている。」 p224 「「月夜の晩に、オオカミの遠吠えが聞こえるとか……。」」 p230 「「そうか、世の中、結局はケーキなんだなあ。」」 p243 「玄関のドアが開いた。思わぬ方向からの新来者を全員が見た。ナップサックを背負った少年が戸口に立っている。「あら、へっ君、おかえりなさい。」」 p246 「周りの砂が流れていることが、一個の小石で、認識される。けれど、その一つの小石の存在が、最後には、流れを阻害するだろう。」 p270 「「007危機一発とか?」森川が言った。」 p271 「「いたただきます。」機千瑛の隣で、紅子の息子が手を合わせた。」 p273 「「理科の時間に、樹が養分や水分を地面から吸い上げるって習ったんだけど、導管っていう、パイプで、上の方へ水を送るんだよね。」」 p275 「自分が不幸だとは思わない。自分は常に最善の道を選択したのだから、今よりも幸せになれなかったはず。過去のどこを探しても、間違いはなかった。どこへ戻っても、きっと同じ道を選ぶだろう。ただ一つ、後悔することがあるとすれば、他人を許容しようと思ったこと。他人を信じたこと。他人を愛したことか……。後悔?しているだろうか?わからない。後悔って、何のためにするものなのか?そもそも、それがわからない。夢を見るのと同じだろうか。わからない。でも、人を好きになった。とにかく、心残りは、それだけだ。それは、もう肌に刻まれたものと同じ。その蟠りだけが、余熱のように残る。決して消えることがない。消えてほしくない。」 p293 「黒くて、大きい、獣だった。」 p300 「「馬鹿にしやがって!」」 p301 「「知ってます?あの人の渾名?」」 p304 「オオカミ男が、どうのこうのって。まさか、本物だったなんて……。」 p313 「「待て!」男の叫び声。それは意訳であって、実際にはもっと動物的な音だった。」 p317 「人間は、しかし、必ずこうした場面で不安を分かち合おうとするものなのだ。実は、言葉にしたところで、実質的に分かち合えるわけでもないのだが。」 p319 「「月と、火と、白。」」 p321 「「わかった、熊ですね?」」 p321 「白だった。白、白、白。」 p325 「最悪のシナリオが頭に浮かぶ。篠塚家には、とんでもない秘密がある。練無はそれを目撃した。確かに見た。屋敷の地下に、猛獣がいるのだ。」 p331 「「貴女のペットを見た。」」 p335 「瀬在丸紅子が跳んだ。彼女は床の上にスカートを広げて構える。両手を真っ直ぐに突き出し、桜井の顔面の僅か一メートルのところに、拳銃を突きつけた。」 p337 「「私が貴女に嘘をつかないとでも思ってるわけ?」紅子は口を斜めにする。「ばっかじゃないの?」」 p340 「「オオカミか熊でも見たのでしょう?」ピアノの前にいる紅子が言った。「それにちなんで、組曲、オオカミと熊を弾いて差し上げましょうか?」」 p348 「「音というのは、物体が歪み、振動して発生します。」」 p358 「完全な笑顔で相手を罵倒することができる。」 p359 「すなわち、複雑さを鵜呑みにすること。ただ、やはり、それは難しい。楽では無いし、面倒なのだ。結局のところ、それに尽きる。人は面倒なこと、難しいことを避けたがる。」 p366 「「そう、この高低差によって、水が外のプールから中へ流れ込み、水槽が溢れた。そして、もう一度、この部屋の高さがもとに戻ったとき、今度は、中の水槽は上端まで水が達しているし、外のプールは、室内に流れた分だけ水面が下がっていたから、逆に中から外へ水が流れた、というわけ。」」 p369 「「オスカー!オスカー。おいで、こちらへおいで。」」 p373 「「一番、無意識に起こったように見えたものが、実は意図したもので、逆に、意図的に行われたように見えたことは、ことごとく偶然の結果だった。これが、今回の事件の最大の特徴といえるでしょう。」」 p382 「「月の光は、どこの里もまんべんなく照らす。でも、空を見上げて、それを眺める人だけが、月を知る。月は、その人たちの心の中に住む。」」
  • 高木無限
    @mugen
    2026年4月22日
  • @shore42
    2026年3月29日
  • a
    a
    @book_fun
    2026年3月21日
  • HARUKA
    HARUKA
    @hohoruru
    2026年3月20日
    1日で読み切ってしまった…! 森ミステリーの面白さ恐るべし…!
  • ちゃり
    @lily10
    2026年2月8日
    シリーズ第3作目読了 しこちゃんと練無、保呂草さんと紅子、紅子と林さんの関係性が好きだ 特に林さんが絡みになると感情の起伏が大きくなる紅子のピリッとした空気感がたまらない
  • あめ
    @inuiame
    2026年2月6日
  • らむ
    @ramuni_h
    2026年2月2日
  • どんぶり
    どんぶり
    @Mori-1207
    2026年1月12日
  • るるるん
    @goth02
    2025年12月9日
  • 表紙がすてき!
  • UCHIKAWA Hiromu
    UCHIKAWA Hiromu
    @masomqso
    2025年11月18日
  • UCHIKAWA Hiromu
    UCHIKAWA Hiromu
    @masomqso
    2025年11月14日
  • UCHIKAWA Hiromu
    UCHIKAWA Hiromu
    @masomqso
    2025年11月1日
  • Book Worms
    Book Worms
    @bimhim
    2025年9月5日
  • たてつ
    @tatetu1125
    2025年6月22日
  • もう面白い
  • @who_you
    2025年3月31日
  • kotobks
    @kotobks0320
    2025年3月24日
  • 藤松
    藤松
    @seu_ng16
    2025年3月22日
    Vシリーズ3作目! 森博嗣さんの作品(今までに読んだ分)の中では珍しい、犯人がはっきり記されてない作品 文字だけで怖いシチュエーションを表現するって難しいよね
  • 星
    @hosikuzu_01
    2025年3月6日
    森先生の作品は、登場人物たちの会話がいきいきとしていて、読んでいて本当に楽しい。
  • 𓇌𓅱𓇌
    𓇌𓅱𓇌
    @dccxxiv___
    2023年10月5日
  • ヒビ
    @ampm_1221
    1900年1月1日
  • 麦茶
    麦茶
    @mokichi10-07
    1900年1月1日
  • 大きい犬
    @ookey-inu
    1900年1月1日
  • こうや
    こうや
    @s2bump
    1900年1月1日
  • えむや
    えむや
    @csg593
    1900年1月1日
  • はまこう
    はまこう
    @hama_k
    1900年1月1日
  • KaiusEdiek
    KaiusEdiek
    @KaiusEdiek
    1900年1月1日
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