世界のへんな肉

世界のへんな肉
世界のへんな肉
白石あづさ
新潮社
2019年4月26日
2件の記録
  • semi
    semi
    @hirakegoma
    2025年4月6日
  • 漆野凪
    漆野凪
    @urushinonagi
    2025年4月1日
    食を通じて世界の異なる文化を見ているようで面白い一冊。 ジビエのウサギやライチョウはレバーや魚のハラワタのような苦味があるらしく、苦い肉とは一体どんな味なのだろうと想像を掻き立てられる。ヨロイナマズの味噌汁は、身が濃厚でもっちりかつアボカドのようなねっとり感があると記されていて興味を惹かれる。白子と形容されるヒツジやヤギの脳みそも、きっと淡白だけど旨みがあってふわふわとしていておいしいのだろう。 個人的には「日本のおでん屋で白子を食べるたび」という記述が強く印象に残っている。おでん屋さんってそんなに多種多様な具材があるものなのか。おでんに白子が入っている様子の想像がつかない。 結局は、自分が属していると思っている文化圏の予期しない細かい差異が、一番衝撃なのかもしれない。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved