水やりはいつも深夜だけど

8件の記録
- 7235@_7_2_3_5_2025年8月4日読み終わった@ 自宅植物をモチーフとした作品で編まれた短篇小説集。家族、というものはどの立場のひともなにかと悩みが尽きないもので、口に出してはいけないんじゃないか・おもうことすら許されないんじゃないかといった感情がしっかりと描かれていて、読んだひとにとってよき理解者になってくれる本だとおもう。「かそけきサンカヨウ」がとくにすきでした。
- saki@53hon_to2025年4月16日読み終わった『夜空に浮かぶ欠けた月たち』ぶりの窪美澄さん。 もともとは「かそけきサンカヨウ」が気になっていたのだけど、それはもちろんのこと、他の短編もかなりよかった……!読み終えて改めてタイトルを眺めて、ものすごくいいなぁ、とじんわり。 さまざまな家族模様が描かれていたのだけど、それぞれの家族のカタチが異なるように、抱える悩みや苦労も違っていて、それでも「隣の芝生は青い」ように見えるのがものすごく現実的だった。 思い通りにならない、認めてもらえない。そう思っているは相手も同じ。そういうギスギスが増えてしまうのも、家族だからこそ。忘れないようにしないとな、と再認識。