星の教室

21件の記録
- ことりの本棚@mi_pocket2025年9月21日読み終わった#髙田郁 #星の教室 髙田郁さんの新刊 主人公の潤間さやかは中学でいじめにあい 卒業しないまま19歳になり、レンタルビデオショップで働いている。 ある日、夜間中学校の存在を知り、恐る恐る足を踏み入れることに。 個性豊かなメンバーたちのおかげもあり 少しずつ成長していく物語。 実際に作者が過去に夜間中学校に取材をされたそう。 戦争で義務教育を受けられなかった人や 貧困で学校さえ行けなかった人、 いじめが原因で不登校となり卒業しなかった人など、 事情は様々。 年齢も国籍もバラバラな生徒たちが それぞれの事情を抱えながら通う場所。 学べることが当たり前じゃない 学ぶことは自分自身の力を蓄えることになる とてもハートフルでした。
- Tina@tina_book2025年9月17日読み終わった借りてきた本編で泣き、あとがきでまた泣いた。 言葉がしみじみと沁み渡る。読めてよかった。 全国の、まだ見ぬ友へ。この祈りのような物語が、届くことを願う。
- 読書日和@miou-books2025年6月24日読み終わった星の教室 高田郁 図書館で長く順番待ちしていた本。 主人公のさやかは、いじめがきっかけで不登校となり中学校を卒業していない。 中学校中退という学歴は生きにくくて、仕事も転々としていてようやく続けられそうな仕事も履歴書の提出を求められてここも辞めるか・・というタイミングで夜間中学という存在を知り、そこから自らの人生を諦めない、手放さない、と進んでいく物語。読み始めたら感動して泣きそうになるわ、止められないわで一気読み。 2001年の連載をもとに書籍化されて、四半世紀が経った今夜間中学の状況も変わっているでしょう・・。でも実在する大阪市立四天王寺中学の夜間学級を丁寧に取材されて(物語自体はフィクションです)夜間中学に通う方の実情が見えてくる。 いじめや他の理由も含めて不登校になった若者、戦争時代の残留孤児、在日外国人、学びたくても学べなかった人、識字率の高いこの国で字が読めないといいう事実、「夜間中学で手に入れた文字は、もう誰も私から奪うことはでけへんの」という正子ハルモニの一言に学ぶ、ということがぎゅっと凝縮されているように感じた。 物語全体にはっとしたり、傷をいやされるような言葉・エピソードがたくさん散りばめられている。「サヤサヤ、自分で気ぃついてるか?いっつも誰かと比べて、勝手に落ち込んでるん」 こういう学びの場があること、本当に必要な人のところにはなかなか情報が届かないというのがジレンマだけれど、必要な人に夜間学級という学びの場があること、届きますように。
- 奈落の底@niku_tabetai2025年4月12日読み終わった評価がいいから買ってみたけど、なんか全然心に響かなかった( ˙-˙ ) 夜間中学ってこんなやる気ある生徒ばっかでいい人ばっかで最初からみんなに歓迎されていい感じの展開になるわけなくない?みたいな… こんな綺麗な部分だけじゃなくてもっと闇の部分がないと全部嘘臭い( ˙-˙ ) 夜間高校だったか定時制だったかの「宙わたる教室」の方がそこら辺リアリティがあった