とわの庭

24件の記録
- 𝕨𝕠𝕟𝕥𝕠𝕟@_ippaieating2025年4月16日読み終わった目を背けたくなるような描写に、思わず途中で本を閉じてしまった。 それでも、とわはどんな時でも強く、前向きに生きていて、とわの生きる世界はキラキラ輝いている。 人は情報の8割を視覚から得ているらしいけど、ただ見ているだけで、本当は多くの素敵なものを見逃しているんじゃないかと思う。 今日はいつもより少し耳を澄ませて、空気をいっぱいに吸い込んでみよう。
- みくら@mikura7272025年4月5日読み終わった盲目の少女・とわが辿る壮絶な半生。はたからみれば虐待、残酷、あまりにも酷い幼少期。それでも彼女にとって母は太陽で、その人生の根幹に根ざす愛を教えてくれた存在だった。 一行一行読み進めるのが辛い。なのに、とわは前を向く。己の人生を、新しい仲間たちと一緒に歩んでいく。どんな人生だって、続けていくことに意味があるのだと、背中を押してくれるような小説。 わたしの人生に少しずつ、宝石のような時間が増えていく。今、私を取り囲んでいるのは、圧倒的なまぶしさの美しい光だ。手を伸ばせば、そこに光を感じる。助けて、と声をあげれば、手を差し伸べてくれる人が確かに存在する。わたしは、守られている。いつだって、光そのものに抱きしめられている。
- 猫@mao10122025年3月7日かつて読んだ想像以上に、とわの孤独の期間がつらくて、とわには幸せになってほしいと思ったけれど、盲導犬ジョイとの出会いや周りとの繋がりのおかげで、最後は満ち足りた読後感。 目が見えない代わりに、音や匂いで世界を感じ、言葉を紡ぐとわの美しさといったら。 『目に見えるものだけが光でないことを知った。たとえ目は見えなくても、だからといってわたしの人生に光がないわけでは決してない。光は、自分自身でも作れる。』