ドリアン・グレイの肖像
15件の記録
柳@horatio_witness2026年2月12日読み終わった透明な青年に、黒が一滴混ざったようなもの。たとえ一滴だとしても、黒はとても強いから。 そう思った時期が、私にもあった。 ……それがどうだ。 主人公の最期、読み終わりには思わず拍手喝采。 “それはすばらしい経験だった。ただ、それだけのことです” ドリアンは、自分で考えることを放棄した。 人の言葉は結局人のものであって、それを自分の考えの代弁だと錯覚してはいけない。 よくないと分かっていても、ヘンリー卿の麻薬のような甘言に呑み込まれていく。 結局ドリアンは、変わるとか言いつつ何も変わっていなかった。むしろ、変わるべきところや己の過ちさえ正しく認識できなくなってしまった。傲慢で残忍な存在になってしまった。 彼を操っていたつもりのヘンリー卿ですら、もはやその範疇を超えた存在に成り果てた。 装飾的な表現が散りばめられていて、急いで読むと目が滑る。 ゆったりと読むのが良い作品だ。
RIYO BOOKS@riyo_books2021年5月28日読み終わったこの本には私の多くが含まれている。バジル・ホールウォードは私が自分だと思う人物だ。ヘンリー卿は世間が私だと思っている人物である。そしてドリアンは私がなりたいと思う人物だ──おそらく別の時代においてであろうが。 ──オスカー・ワイルド
まゆめろ@msnmy_mymsn1900年1月1日かつて読んだ常に傍観者の立場から、まるで劇場の最上段から一切を見下ろしているような姿勢で、人の心に火を灯してはその燃える様を静かに愉しむような、自分では手を汚さずに他人を変えていく魔術師のような人間。 そういう者に、私はなりたい。 ヘンリー卿好きな人、多いんじゃないかな?






