しろがねの葉
42件の記録
かおり@6kaorin52026年1月29日読み終わった生きる ということは死であり、死ぬ ということは、生きる、生き切る、ということなのだ。 ウメという女の生と性を描く大河長編。 死と背中合わせの性。 喜兵衛の死以後、物語的には失速気味に思えた。 著者は 「書いていくうちに性の部分が強く出てきて、まさに生きることは官能なのだなと感じ」 たそうだが、私はむしろ物語が進むにつれ「生」の部分を強く感じた。女が生き抜くための強靭な精神、理、とは何ぞや?という命題がひしひしと伝わってきた。 「足掻きましょう、無為に思えても。どこにも逃げられはしないんです」。 足掻いて足掻いて。 生きて、生き抜いて。その先が、死。 * いつもの千早茜とは違う筆致で一気に読まされたが、個人的には好みではなかった。本来は五十代に入ってから書きたい、書こう、と思っていたが期せずして早まった作品らしい。著者の歴史もの、次回があるのならぜひとも五十代の筆力で読んでみたい。 ・ 大学生の息子から借りたのだが、はたして、二十を少し越えた男の彼が、このウメの物語をどう受け止め、どう読んだのか…後ほど親子読書会だな(笑)




本好き司書@snow_2025年9月27日読み終わった無数の間歩(まぶ)を穿い続ける銀堀たちの命を奪いながら、拠り所にもなり続ける石見銀山。魅せられ、翻弄され続ける人間たち。生と死。 天才山師・喜兵衛に拾われたウメ。ヨキ、隼人。フィクションだけれど、そこにいるかのような生々しさを感じる描写で物語に惹きこまれる。

🔖ぼう|読書記録@book_252025年7月2日読み終わったずんと、のしかかるようなお話でした🌿 女性は、生まれもった性による定めに抗うことはできない。 男性も、たとえ病にかかることがわかっていても、あそこから離れず命を燃やし削る。 そんな状況のなかで、自分の居場所に悩んだり、愛する人を何度失ったとしても自分の意思を強く持って生きるウメのたくましさに惚れ惚れしました。 読むことでウメの一生を見届けたような気持ちになり、切なくなりました。

みつば@mitsuba328292025年5月12日読み終わった千早さんの文章も、石見銀山を舞台にしたみんなの生き様もとても好きでした。 暗所恐怖症の私だけど、ウメの目を通して見た闇は、怖くない闇もあると感じた。 太田市の観光HPを見て、みんな生きていたんだと感慨深い気持ちになった。私も間歩やウメたちに心を奪われたのかも


あい@ein_Buch_lesen_2025年5月12日読み終わった借りてきた何だかよくわからない涙があふれた本だった。銀堀の世界で生きる人間の一生と共に、女性としての一生も鮮明に描かれていたのが、胸をつかれた。ウメや皆が還っていった石見の山を訪れたくなった。

猫@mao10122025年3月8日かつて読んだ予想以上に面白かった。あまりこういった作風の話は読まないので、どんなものかと思っていたけれど恋愛描写が千早さんらしくて非常に好みだった。逞しく生き抜こうとするウメの半生に胸を打たれる。
































